渡邊雄太「ここでタフさが試される」|サンダー戦後一問一答(1月16日/現地15日)

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杉浦大介 Daisuke Sugiura

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ブルックリン・ネッツの渡邊雄太が1月16日(現地15日)にニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われたオクラホマシティ・サンダー戦後にメディアの取材に応じた。

この試合で渡邊は21分23秒間のプレイで3ポイントショット2本試投を含むフィールドゴール6本中2本成功、フリースロー2本中1本成功の5得点を記録したものの、チームは102-112で敗れている。

以下、渡邊の試合後の一問一答(すべて日本語での質疑応答。質問は要約)。

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ここでタフさが試される

――惜しくも敗れた今日のゲームを振り返って。

渡邊:立ち上がりはちょっとリズムに乗れなかったですけど、第2クォーター中盤から終わりにかけて、ディフェンスから走ってというウチらしいバスケットができていました。第3クォーターも良いリズムでできていたと思うんですけど、(問題は)第3Qの終わり方ですね。

10点くらいリードしていたところで相手に2、3本を簡単にやられて、第3Qを5点差で終えました。第4Qの頭にランされて、ちょっとバタバタしてそのままずるずる最後までいってしまったという感じでした。チームとして反省点は多いかなというところです。

――ケビン・デュラント、ベン・シモンズが不在なのも響いたが、次戦ではどういうところに集中していきたいか。

渡邊:ここでタフさが試されると思います。KD(デュラント)に関してはまだしばらく帰って来れないですし、ベンも次の試合はまだわからない状況。ただ、誰が出てようが、出まいが、自分たちのやらなければいけないことは変わらないです。得点に関してはKDが抜けている分、一人一人がアグレッシブに行かなきゃいけないのと同時に、チームとして点を取りにいくこともしないといけません。

KD、カイリーがいるときは彼らの1対1から打開ができますが、そうでないときはボールが外で回るだけで、最後時間がなくなったときにボールを持っている人が1対1をしかけるというパターンがあまりにも多いですよね。もうちょっと簡単な点の取り方というのはあるんじゃないかなと思います。

――サンダーはシェイ・ギルジャス・アレクサンダーを中心にペースの速いチーム。試合前に想定したことと違いがあったのか。

渡邊:ゲームプラン自体は良かったというか、打たせて良い選手に打たせてました。シェイには最終的にフリースロー10本以上(14本)打たせたと思うんですけど、そこはファウルをもらうのが上手い選手なので、簡単にファウルをしないようにというのがありながら、ゲームプラン通りにやれなかった部分です。

僕に関しては、今日の僕の仕事は出たらとにかく(ギルジャス・アレクサンダーに)ぴったりついて、簡単にプレイさせないことでした。それはできたと思いますし、実際にそこからいいリズムが生まれ、リードして、離してという時間があったので、今日は自分のディフェンスに関しては良かったんじゃないかなと思います。

――KDほど騒がれないにしても、チームにとって重要な選手であるシモンズが不在になることで難しくなるのはどういうところか。

渡邊:ディフェンスもそうですし、彼はクリエイトして、オープンの選手を見つける能力に長けています。特に今日は試合直前まで出ると思っていて、急に出れなくなりました。もちろん僕たちも全員プロなので、それも含めてアジャストして、やっていかなきゃいけないんですけど、彼が抜けたっていうのは本当にすごく大きかったです。そんなに重症じゃないことを祈って、次の試合は出てくれたらなと思っています。

取材・一問一答構成:杉浦大介


ネッツは次戦、1月18日午前10時(現地17日)にテキサス州サンアントニオのAT&Tセンターでサンアントニオ・スパーズと対戦。する。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ

杉浦大介 Daisuke Sugiura

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東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している。