富永啓生の活躍について渡邊雄太「大学とプロとは全然違うので、今のうちに大学バスケを楽しんでもらいたい」|現地3月10日サンダー戦後一問一答

YOKO B

富永啓生の活躍について渡邊雄太「大学とプロとは全然違うので、今のうちに大学バスケを楽しんでもらいたい」|現地3月10日サンダー戦後一問一答 image

メンフィス・グリズリーズの渡邊雄太が、3月11日(現地3月10日)に敵地のペイコム・センターで行われたオクラホマシティ・サンダー戦後に日本メディアの取材に応じ、日本代表のチームメイトでもあり、NCAAディビジョン1のネブラスカ大学で中心選手として活躍する富永啓生について語った。

渡邊は右手首の負傷で欠場(4試合連続)。試合はグリズリーズが93-124で敗れている。

以下、渡邊の試合後の一問一答(すべて日本語での質疑応答。質問は要約)。


NCAAトーナメントに行けるチャンスはあると思う

――富永啓生のネブラスカ大学での活躍について。

渡邊:彼が今シーズンすごく活躍してるのはもうずっと知っているので、NCAAトーナメントにも行けるチャンスはあると思います。大学とプロは本当に全然違うので、今のうちに大学生活や大学のバスケットっていうのを楽しんでもらえたらなって思っています。

――富永と連絡を取ることはあるか。

渡邊:たまにやり取りします。ただお互いやっぱり忙しいので、頻繁に連絡取ったりはしないですが、たまに「頑張ってるね」とか「雄太さんもすごいですね」みたいな感じのやり取りはあります。

NBAに行けるか、成功するかどうは彼自身や彼の努力が決めること

――富永のNBAに向けてのチャレンジについてはどう見ているか。

渡邊:大変なのは正直なところ(NBAに)入ってからというか。入るまでは自分の夢を追い続けている状態で、今彼も無我夢中にやってる最中だと思いますけど、本当に大変なのは入ってからのプレイタイムの争いだったりとか、なかなか外から見えない部分がいろいろあるんですよね。

でも、今彼自身も無我夢中でそこに向かって頑張ってる最中だと思うので、あまり周りの僕がどうのこうの言う必要もないというか。実際に僕も周りがどう言うかは関係なく、自分の信念を持って信じてNBAの世界でやってきたので、NBAに行けるかどうかや、NBAに入ってから成功するかどうかっていうのは、彼自身や彼の努力が決めることだと思っていて、僕は代表のチームメイトとして温かく見守っていけたらと思っています。

取材:YOKO B

YOKO B

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。