キャシー・エンゲルバートWNBAコミッショナーは、WNBAの『Black Lives Matter』活動を否定する発言をしたアトランタ・ドリームの共同オーナーであるケリー・レフラー上院議員に対して、声明を発表した。
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7月7日(日本時間8日)、WNBAのキャシー・エンゲルバート・コミッショナーが以下の声明を発表しました。
「WNBAの原則にはすべての人々の平等で公正な待遇があり、チームや選手たちと共に我々は自分たちのプラットフォームを通して、社会正義を積極的に主張し続けます。ケリー・レフラー上院議員は2019年10月以降、アトランタ・ドリームのオーナーとして活動しておらず、すでにチームの日々の業務に関与しておりません」。
(WNBA公式リリースより翻訳)
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WNBAが2020シーズンにおける社会正義活動を発表したことに対して、レフラー上院議員は『The Atlanta Journal-Constitution』の記事で選手たちが『Black Lives Matter』と『Say Her Name』などと書かれたウォームアップシャツを着用するのではなく、アメリカ国旗をユニフォームやウェアにつけるべきだと主張している。
.@WNBA should stand for and unite around the American Flag — not divisive political movements like BLM that unapologetically seek to defund the police. https://t.co/pv0anJzUJb #gapol #gasen
— Kelly Loeffler (@KLoeffler) July 7, 2020
レフラー議員は「政治をスポーツに持ち込むべきではない」と同記事で主張している。
「ただでさえ二極化した政治問題によって分裂している今、スポーツはそれを統一する解毒剤になる」。
これに対して、WNBA選手会を筆頭に多くの選手たちがソーシャルメディアなどを通して反発の声をあげていた。
E-N-O-U-G-H!
— WNBPA (@TheWNBPA) July 7, 2020
O-U-T!https://t.co/XgIS2vRb2X