シカゴ・スカイがWNBA初優勝、キャンデース・パーカーらの活躍でフェニックス・マーキュリーとのファイナル第4戦に勝利

Benyam Kidane

シカゴ・スカイがWNBA初優勝、キャンデース・パーカーらの活躍でフェニックス・マーキュリーとのファイナル第4戦に勝利 image

10月17日(日本時間18日)にウィントラスト・アリーナで行なわれたWNBAファイナル第4戦、フェニックス・マーキュリー対シカゴ・スカイは、80-74でスカイが勝利し、シリーズ3勝1敗として優勝を決めた。2006年にWNBAに加入したスカイにとっては初優勝となる。

第3クォーター終了時点で9点差を追っていたスカイは、ゲーム最後の17得点中15得点をあげるなど、26-11と大差をつけた第4Qで逆転した。

スカイはベテランのキャンデース・パーカーが活躍。今季、13シーズンを過ごしたロサンゼルス・スパークスから、幼少期を過ごしたイリノイ州に戻ったパーカーは、16得点、13リバウンド、5アシストを記録している。

また、アリー・クイグリーが3ポイントショット10本中5本成功とチーム最多の26得点をマーク。コートニー・バンダースルートが10得点、15アシストを記録した。10得点をあげたカリア・コッパーは、ファイナルMVPに選ばれている。

パーカーは「一年を通じてこのチームが経験してきたすべてが、このための準備となった」と話した。

「私たちは9点ビハインドとなり、11点差もつけられた。とにかく耐えなければいけなかった。それは私たちがシーズンを通じてやってきたこと。私はこのグループ、私たちの戦いぶり、次の人のために頑張るメンタリティーを、とても誇りに思う」。

スカイは3点ビハインドで迎えた残り2分、パーカーが3Pを沈めて72-72の同点に持ち込むなど、終盤に連続11得点でスコアをひっくり返した。

レギュラーシーズンを16勝16敗で終えたスカイは、2016年に現在のプレイオフ形式が導入されて以降、最も低い第6シードからの優勝を果たした。

敗れたマーキュリーはブリトニー・グライナーがゲーム最多の28得点、ダイアナ・タラーシとスカイラー・ディギンズ・スミスが各16得点をマーク。ビッグスリーが74得点中60得点をあげたが及ばなかった。

ボックススコア

原文:WNBA Finals 2021: Candace Parker leads hometown Chicago Sky to first championship, defeating the Phoenix Mercury(抄訳)


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Benyam Kidane

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Benyam Kidane is a senior NBA editor and has been covering the league for The Sporting News since 2016. In his spare time you can find him watching Allen Iverson highlights on repeat.