2月1日(現地1月31日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁が本拠地キャピタル・ワン・アリーナでのブルックリン・ネッツ戦に先発出場した。28分39秒出場した八村は、9得点(FG2/9、3P1/4、FT4/6)、5リバウンド(2オフェンシブリバウンド)、2アシスト、1ファウル、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-2だった。試合終盤に大逆転劇を演じたウィザーズは149-146で勝利を収め、連敗を4で止めている。
新型コロナウイルスに対する安全衛生プロトコルにより3週間戦列を離れていた八村は、復帰した前戦(現地29日)のアトランタ・ホークス戦に続いて2試合連続、今季9試合目の出場となった。
試合最初の4本のショットをミスした八村は、第2クォーター残り8分30秒に、イシュ・スミスの3ポイントショットのリバウンドに飛びつき、オフェンシブリバウンドを獲得。着地後すぐに跳び上がって振り向きざまにレイアップを決めてこの日初得点を記録する。
#八村塁 選手、今日初得点はオフェンシブリバウンドから💪#ウィザーズ|@rui_8mura pic.twitter.com/oDSbYcxkT8
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同残り2分37秒には、ポストアップから力強く左手でゴールにアタックしてティモテイ・ルワウ・キャバロのファウルを誘い、獲得したフリースロー2本を沈めた。
前半15分38秒出場した八村は、ここまでフィールドゴール1/7、3ポイントショット0/2、フリースロー2/2で4得点、4リバウンド(1オフェンシブリバウンド)、1アシスト、プラスマイナスは-11だった。
一時18点差をつけられていたウィザーズは第2Q終盤に一度は逆転に成功(同残り3分40秒、57-56)するも、そこから前半だけで21点を獲得したケビン・デュラントに9点を許すなどして前半を65-71で終えた。
後半に入っても、FT2本を両方失敗し、3Pも決まらないなど調子に乗り切れない八村だったが、第4Qの勝負所に入って重要な働きを見せる。
試合残り7分38秒にコートに戻った八村は、ギャリソン・マシューズの3Pのオフェンシブリバウンドを拾ってブラッドリー・ビールの3Pをアシスト。同残り1分58秒には、八村のパスを受けたビールが鋭くリングに切れ込んでレイアップを成功させ、133-136の3点差に迫った。
さらに同残り1分26秒には、ポストに入った八村がブルース・ブラウンのファウルを誘ってFTを獲得。これを2本沈めると、続く同残り1分10秒にはラッセル・ウェストブルックのパスを受けた八村が左ウイングから2点差(139-141)に迫る3Pを成功させる。ウィザーズはその直後、ウェストブルックのレイアップで141-141の同点に追いついた。
#八村塁 選手のスリーで2点差!#NBAAllStar|@rui_8mura pic.twitter.com/QKaFHPIRvj
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そこからネッツの反撃に遭ったウィザーズは、残り12.3秒で141-146と絶体絶命の窮地に立たされた。だが、残り8.1秒でビールが3P、すぐにマシューズがボールをスティールして今度はウェストブルックが3Pをねじ込み、一挙に6点を奪ってまさかの逆転に成功する。
BEAL THREE. WIZARDS STEAL. RUSS THREE. WIZARDS LEAD. 🤯@WashWizards 147@BrooklynNets 146
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Nets ball with 4.3 left on @NBATV pic.twitter.com/sScCTrzRys
再逆転の望みをかけたネッツの最後のインバウンドプレイではエンドラインからカイリー・アービングが出したパスがルワウ・キャバロに渡ってレイアップを打たれてしまったが、このショットが外れてなんとかウィザーズが逃げ切った。
ウィザーズはウェストブルックが41得点、ビールが37得点をマーク。連勝が4で止まったネッツは、デュラントが37得点、ジョー・ハリスが30得点、カイリー・アービングが26得点だった。ジェームズ・ハーデンは左太ももの負傷により欠場した。
次戦は、ウィザーズが2月3日(現地2日)にホームでポートランド・トレイルブレイザーズと、ネッツが同じく3日(現地2日)にホームでロサンゼルス・クリッパーズと対戦する。