ヒートとの連戦に出場したウィザーズの八村塁が12得点

大西玲央 Reo Onishi

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2月6日(現地5日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁が敵地アメリカンエアラインズ・アリーナ(フロリダ州マイアミ)で行なわれたマイアミ・ヒート戦に先発出場した。

27分出場した八村は、12得点、2リバウンド(1オフェンシブ)、3アシストをマーク。フィールドゴールは13本中4本、3ポイントショットは6本中2本、フリースローは2本中2本成功。そのほか、2ターンオーバー、1パーソナルファウルを記録。試合はウィザーズが95-122と大差で敗れている。

八村は第1クォーター開始24秒、最初のポゼッションでいきなり3Pを決めチームの初得点をマークすると、同クォーター残り5分55秒でドライブを仕掛けワンハンドダンクを叩き込んだ。

第1クォーター残り3分19秒で18-27と追う展開で八村がベンチに下がると、その後ヒートの3ポイント攻勢を許し27-40の13点差までリードを広げられる。

続く第2クォーターでは残り10分33秒にコートに戻った八村はそのまま前半終了まで出場。ラッセル・ウェストブルックのレイアップをアシストするなどはあったものの、自身のショットがなかなか決まらないのに加え、得点源のブラッドリー・ビールが前半わずか4得点と不調で、ウィザーズは43-71と大きく離された状態でハーフタイムを迎えた。

後半も先発メンバーで出場した八村は、第3クォーター残り9分11秒にこの日2本目の3Pショットを決める。同クォーター残り4分55秒にはインサイドでケリー・オリニクのファウルを受け、獲得したフリースローを2本とも決めると、さらにビールのスティールから生まれた速攻からリバースレイアップで得点を重ねた。第3クォーター残り4分41秒でベンチに下がっている。

後半に入ってもウィザーズは点差を縮めることができず、第3クォーター終盤に投入したベンチメンバーが最終クォーターも出場し続け、八村がコートに戻ることはなかった。

試合後の会見でスコット・ブルックス・ヘッドコーチは「前の試合で倒したチーム相手に必要なフィジカルさをもってプレイすることができなかった」と敗戦を振り返った。

「自分たちのショットが決まっていない時こそ、ディフェンス面での努力が必要となる。今日はそれができていなかった」。

フィールドゴール14本中13本を外し、今季初めて25得点を下回る7得点に終わったビールは「僕も人間だ。どんな人間もダメな日ってのはあるものだ」と、すでに次戦に向けて意識を切り替えていた。

次戦、ウィザーズは8日(現地7日)に敵地でシャーロット・ホーネッツと対戦する。

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。