ウィザーズの八村塁がグリズリーズ戦で11得点もシーズン後半戦は黒星スタート

大西玲央 Reo Onishi

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3月11日(現地10日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁がテネシー州メンフィスのフェデックス・フォーラムで行なわれたメンフィス・グリズリーズ戦に先発出場した。

八村は25分23秒の出場でフィールドゴール9本中3本、3ポイントショット3本中1本、フリースロー4本全てを決め11得点、6リバウンドを記録。試合はウィザーズが第3クォーター中盤に一時逆転しながらも、その後グリズリーズの反撃を許し、112-127でウィザーズが敗れている。

試合開始から11秒、八村はフリースローライン辺りからミドルジャンパーを沈め、シーズン後半戦の初得点を決めた。

しかし第1クォーターはウィザーズのフィールドゴール成功率が37%だったのに対して、グリズリーズが62.5%と好調で、26-35と先手を打たれる形となった。

続く第2クォーターも冒頭はまず八村からのオフェンスだった。中に切れ込んだラッセル・ウェストブルックとの合わせでボールをもらい、相手のファウルを誘って獲得したフリースローを2本とも成功させると、残り10分10秒には3ポイントショットを決めた。

さらに同クォーター残り8分16秒に獲得したフリースローを2本とも決め、前半は9得点を記録。ウィザーズは一時最大19点リードされながらも、前半終盤に猛反撃を見せ、62-67のスコアでハーフタイムを迎えた。

後半は第3クォーター残り7分26秒に、ラッセル・ウェストブルックのジャンプショットでウィザーズが一時逆転に成功。しかし、グリズリーズの反撃を許し再びリードを奪われ、85-94で最終クォーターに突入した。

第4クォーターもグリズリーズが主導権を握ったまま展開される中、八村は試合残り3分50秒でウェストブルックからのパスを受けて、ゴール下で得点し、自身5試合ぶりの二桁にのせる11得点目を獲得した。

勝利したグリズリーズはヨナス・バランチュナスが29得点、20リバウンド、ジャ・モラントが21得点、10アシストをマーク。敗れたウィザーズはブラッドリー・ビールが21得点、ウェストブルックが20得点、10アシストを記録した。

次戦、ウィザーズは3月13日(現地12日)にホームでイースタン・カンファレンス首位のフィラデルフィア・76ersと対戦する。


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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。