3月5日(現地4日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁が本拠地キャピタル・ワン・アリーナで行なわれたロサンゼルス・クリッパーズ戦に先発出場し、9得点を記録した。試合はウィザーズが119-117で競り勝ち、連敗を2で止めている。
八村はティップオフ後最初のポゼッションで、ゴール下からジャンプショットを放ったが、これは決まらず。自らリバウンドを拾ってセカンドチャンスとし、モリッツ・バグナーの3ポイントショットにつなげるが、これもリングに嫌われてウィザーズの先制点には至らなかった。
第1クォーター残り7分47秒に放った3Pも決まらず、八村は同4分19秒に相手のパスをインターセプトしてスティールを記録してから、ロビン・ロペスとの交代でベンチに下がる。
残り8分35秒にラッセル・ウェストブルックとの交代でコートに立った第2Q、八村は前半終盤の残り1分50秒にプルアップジャンパーでこの日初得点をマーク。前半は2得点、1リバウンドという数字で終えた。出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスはマイナス5だった。
後半、八村は第3Q残り11分8秒にポストプレイからのフックショットを決めて加点。同10分12秒には、この日2本目の試投となった3Pも沈める。
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— Washington Wizards (@WashWizards) March 5, 2021
だが、第3Q残り4分55秒、カワイ・レナードの速攻に対応してファウルと判定された八村は、同4分33秒にもレナードのドライブを止めようとしてファウル。パーソナルファウルが4つとなり、デニ・アブディヤと交代した。
2点ビハインドの第4Q残り10分28秒、ダービス・ベルターンスとの交代でコートに戻った八村は、同8分46秒にブラッドリー・ビールの得点をアシスト。だが、同8分15秒にオフェンシブファウルをとられ、同7分17秒に再びベルターンスとの交代でベンチに戻る。
再び2点を追っていた第4Q残り5分3秒、アブディヤとの交代で試合に戻ってきた八村は、1点をリードして迎えた残り7秒、インバウンドパスを受けてファウルをもらう。1本目のフリースローを成功させた八村だったが、2本目は失敗。しかし、ウェストブルックがリバウンドに飛び込んでこぼれたボールをビールが拾ってチームはそのまま逃げ切りに成功した。
八村は32分6秒出場で9得点、3リバウンド(1オフェンシブリバウンド)、1アシスト、1スティールを記録。FG6本中3本、3P2本中1本、FTは4本中2本成功。パーソナルファウルは5つ、ターンオーバーは2本、プラスマイナスはプラス11だった。試合後、スコット・ブルックス・ヘッドコーチは八村のディフェンスを称賛している。
ウィザーズ、クリッパーズに勝利!ブルックスHC「今日は塁のエナジーとディフェンスでのタフネスが勝利の大きな要因だった」試合後リポート #ウィザーズ | #DCAboveAll pic.twitter.com/5zcqiX00c5
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オールスター前の最後の試合で連敗を止めたウィザーズは次戦、シーズン後半戦の最初の試合として11日(現地10日)に敵地でメンフィス・グリズリーズと対戦する。
一方、3連敗で前半戦を終えたクリッパーズは、オールスター明けの12日(現地11日)にホームでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦する。