ウィザーズの八村塁がラプターズ戦で15得点、7リバウンド、3アシストを記録、日本人対決は実現せず

大西玲央 Reo Onishi

ウィザーズの八村塁がラプターズ戦で15得点、7リバウンド、3アシストを記録、日本人対決は実現せず image

2月11日(現地10日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁がホームのキャピタル・ワン・アリーナ(ワシントンDC)で行なわれたトロント・ラプターズ戦に先発出場した。ラプターズは渡邊雄太が左足首の捻挫で欠場となり、3度目の日本人対決実現とはならなかった。

32分17秒出場した八村は、15得点、7リバウンド(2オフェンシブ)、3アシストを記録。フィールドゴールは14本中6本、3ポイントショットは5本中1本、フリースローは2本中2本成功した。ほかに2ターンオーバー、3パーソナルファウルを記録。試合はウィザーズが115-137で敗戦した。

試合開始42秒、ブラッドリー・ビールのパスをゴール下で受けた八村塁はレイアップを決めチーム初得点を決めた。さらにミドルからのジャンプショット、トップからのドライブからタフショットと得点を重ねる。

同クォーター残り4分25秒には速攻の先頭を走っていた八村のダンクが炸裂。

フレッド・バンブリートが第1クォーターに10得点と活躍したラプターズが40-28と、開始から二桁リードを作った。

八村は第2クォーターに4分31秒コートに戻ると、前半残り2.4秒にコーナーからの3ポイントショットを決めている。ウィザーズは61-74と13点を追う展開でハーフタイムを迎えた。

後半もスタートで出場した八村は、残り10分42秒でファウルを受け獲得したフリースローを2本とも決める。残り6分20秒にはディフェンスに囲まれながらもリバースレイアップを決め、15得点目を記録。86-92まで追い上げ、第3クォーター残り3分3秒で八村はベンチに下がった。

93-103のスコアで迎えた第4クォーター、残り8分27秒で106-111の5点さまで詰め寄ったものの、そこから21-4のスコアで一気に突き放された。

試合後のメディア対応でスコット・ブルックス・ヘッドコーチは「相手には3ポイントショットは32本中19本も決められてしまった」と語った。

「練習でも出すのが難しいような数字だ。クローズアウトの動きなどが残念ながら足りていなかった」。

次戦、ウィザーズは12日(日本時間13日)にホームでニューヨーク・ニックスと、ラプターズは明日11日(日本時間12日)に敵地でボストン・セルティックスと対戦する。


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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。