八村塁がペイサーズ戦を欠場、ウィザーズは終盤追い上げるも黒星

及川卓磨 Takuma Oikawa

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八村塁(ワシントン・ウィザーズ)

ワシントン・ウィザーズの八村塁が、2月17日(現地16日)にインディアナ州インディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスで行われたインディアナ・ペイサーズ戦を欠場した。チームが試合開始の約6時間前に発表した。

八村は、15日(現地14日)に本拠地キャピタル・ワン・アリーナ(ワシントンDC)で行われたデトロイト・ピストンズ戦の第2クォーターに3ポイントショットを決めた際、相手選手の足に着地して右足首を激しく捻り、後半をプレイしなかった。チームはピストンズ戦の最中に、八村が右足首捻挫のためその日の残り時間をプレイしない旨を発表していた。

また、ピストンズに勝利した翌16日(現地15日)の時点で、チームは八村のペイサーズ戦の出場状況に関して、クエスチョナブルと発表していた。NBAの出場状況に関する表現は、アベイラブル(出場可能)、プロバブル(出場見込み)、クエスチョナブル(出欠不確か)、ダウトフル(欠場見込み)、アウト(欠場)の5段階があり、クエスチョナブルは出場可能性50%程度と見込まれる状態を示している。

ペイサーズ戦前の記者会見で、ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは八村の状態について「彼は今日の試合に出られるように治療していた。明日の試合(現地17日のブルックリン・ネッツ戦)に出られるように祈っている。深刻なものではないと思うが、彼はまだ明らかに痛みや不快感を抱えている」と語っている。

個人的理由や新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルなどのため、今季開幕から39試合を欠場した八村は、1月10日(現地9日)のオーランド・マジック戦で復帰し、ここまで17試合連続で出場していた。1試合平均17.8分に出場して8.2得点、3.4リバウンド、1.0アシストを記録し、3ポイントショット成功率は自己最高となる43.2%をマークしている。

八村が欠場したウィザーズはペイサーズに108-113で敗れて今季戦績を26勝31敗とした(イースタン・カンファレンス11位)。一時13点差をつけられていたウィザーズは、第4クォーターに追い上げて残り5分18秒にはケンテイビアス・コールドウェル・ポープの連続得点などで94-95と1点差まで迫ったものの、終盤に競り負けた。

勝ったペイサーズは今季20勝目をあげている(40敗/イースト13位)。トレード期限直前にサクラメント・キングスから移籍してきたタイリース・ハリバートンが21得点、14アシストをあげて、加入後初勝利を飾った。

ボックススコア

ウィザーズは明日18日(現地17日)に敵地バークレイズ・センター(ニューヨーク州ブルックリン)でネッツと対戦してオールスター休暇に入る。21日(現地20日)の第71回NBAオールスターゲームを含む約1週間の休暇後、26日(現地25日)に本拠地で行われるサンアントニオ・スパーズ戦でシーズンを再開する。


【動画】八村塁がピストンズ戦で6得点も捻挫で途中退場|2022.2.14

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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。