【NBA日本人対決】八村塁と渡邊雄太が今季初めての直接対決へ:試合日程、放送・配信予定、視聴方法

大西玲央 Reo Onishi

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11月5日(現地4日)、ワシントンDCのキャピタル・ワン・アリーナでブルックリン・ネッツ対ワシントン・ウィザーズの対戦が行われる。現在ネッツには渡邊雄太、ウィザーズには八村塁が所属しており、NBAに2人しかいない日本人選手による直接対決が今季初めて実現する可能性が高い。

今季はここまで2人ともベンチからの出場がメインであり、八村が平均24.1分、渡邊が平均15.4分出場とコンスタントにコートに立つ試合が続いている。ベンチから出場するタイミング的にも、両選手がマッチアップする可能性はこれまでよりも高いと言えるだろう。

昨季唯一あった直接対決では、渡邊がわずか5分47秒の出場だったことから同時にコートに立つ時間も短かったが、今季の渡邊はネッツでの役割が大幅に増えている。先日のシカゴ・ブルズ戦では今季の自己最長となる27分47秒間のプレイで、今季自己最多となる10得点を記録している。

八村はウィザーズのシックスマンとして出場しており、現在7試合連続で二桁得点を記録中。先日のフィラデルフィア・76ers戦ではNBAキャリア通算2000得点を達成し、今季初のダブルダブルを達成するなど、好調なプレイを続けている。

プレビューライブスコア

八村塁 10月のハイライト

渡邊雄太 10月のハイライト

NBA日本人対決 放送・配信予定・無料で見るには?

11月5日(土)午前8時(現地時間4日 午後7時)から『NBA Rakuten』でライブ配信される予定だ。実況に永田実氏、解説に佐々木クリス氏と、前回の日本人対決も担当した2人による日本語の実況・解説も付く。

日本国内でこの試合を視聴するには、NBA Rakutenの視聴プランの契約が必要で、『リーグパス』(『シーズンプラン』か『月額プラン』)に加入する必要がある。『ベーシックパス』の契約者がこの試合を見るためには『リーグパス』への切り替えが必要だ。以前あったシングルゲームチケットは現在販売を停止している。

この試合の地上波及び衛星放送(BS)チャンネル等でのテレビ放送は予定されておらず、無料でライブ視聴することはできない。

直接対決 今後の予定

ウィザーズとネッツは今季4度対戦することとなっている。11月5日(現地4日)が最初の対戦で、2回目はネッツのホームであるバークレイズ・センターにて12月1日(現地11月30日)に行われる。3回目の対戦は12月13日(現地12日)にウィザーズのホーム、4回目は2023年2月5日(現地4日)にネッツのホームでそれぞれ予定されている。

今季の日本人対決スケジュール

日程(日本時間) アウェイ ホーム
11月5日 ネッツ ウィザーズ
12月1日 ウィザーズ ネッツ
12月13日 ネッツ ウィザーズ
2月5日 ウィザーズ ネッツ

NBA日本人対決の歴史

2019-20シーズンに八村がウィザーズに入団したことにより、前年からメンフィス・グリズリーズでプレイしていた渡邊とともに2人の日本人選手がリーグにいる状態となった。八村のプロ1年目であるそのシーズンに、NBA史上初めてとなる日本人対決が2度実現している。

初対決は、2019年12月15日(現地14日)にフェデックス・フォーラム(テネシー州メンフィス)で行われたウィザーズ対グリズリーズ戦。この試合の第2クォーターには渡邊と八村が直接マッチアップする時間帯もあり、渡邊が八村のフェイダウェイショットを防いでいる。試合は渡邊のグリズリーズが128-111で勝利。渡邊は途中出場で約7分プレイして無得点、3リバウンド、先発出場の八村は約29分のプレイで10得点、4リバウンドを記録した。

2度目の対決は2020年2月10日(現地9日)、アウェイのグリズリーズがウィザーズに106-99で勝った試合だ。先発出場した八村は約25分出場、12得点、11リバウンドのダブルダブル、途中出場の渡邊は約10分出場、無得点、1リバウンドを記録したが、2人が直接マッチアップする場面はなかった。

翌2020-21シーズンは、渡邊が移籍したラプターズと八村のウィザーズの対戦が3度組まれていたものの、いずれも一方もしくは両選手ともに欠場する不運が重なり、日本人対決は一度も実現しなかった。2021年2月11日(現地10日)は137-115でラプターズの勝利(先発出場の八村は15得点渡邊は左足首捻挫のため欠場)、4月6日(現地5日)は103-101でラプターズが勝利(途中出場の渡邊は2得点八村は右肩の張りのため欠場)、5月7日(現地6日)はウィザーズが131-129で勝利体調不良の八村と右足首を痛めた渡邊がいずれも欠場)した。

2021-22シーズンは序盤にラプターズとウィザーズの対戦が3度あったものの、どちらか一方もしくは両選手とも欠場しており、6試合連続で日本人対決はおあずけとなっていた。2021年10月21日(現地20日)の開幕戦(ウィザーズが98-83で勝利)と11月4日(現地3日、ラプターズが109-100で勝利)の2試合は2人とも欠場。12月6日(現地5日)は渡邊のみが出場して7得点、ラプターズが102-90で勝利した。

そして2022年1月22日(現地21日)、ウィザーズの本拠地であるキャピタル・ワン・アリーナで行われたラプターズ対ウィザーズの一戦に両選手が出場し、2年ぶり、通算3度目の日本人対決が実現。試合はラプターズが109-105で勝利し、19分50秒出場した八村は11得点、8リバウンド、渡邊は5分47秒のプレイで2リバウンドを記録した。

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。