日本代表の八村塁が35得点の活躍に自信「100点満点に近いパフォーマンス」

Reo Onishi

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8月12日、千葉ポートアリーナにて日本代表とニュージーランド代表がInternational Basketball Games 2019(バスケットボール日本代表国際試合)の一環として親善試合を行ない、日本代表のの八村塁(ワシントン・ウィザーズ)が両軍最多となる35得点の大活躍を見せ、日本を勝利に導いた。

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FIBAワールドカップ2019に向けて、チームとして「最高の出だしができた」と話す八村だが、個人としても出だしは良好だ。「100点満点ではないですが、それに近いパフォーマンスだった」と、本人は自身の出来にも満足げな様子で語っている。

99-89での勝利に大きく貢献した八村のプレイで特に目を引いたのが、インサイドでの力強さとシュートタッチの良さだ。屈強なインサイド陣が揃うニュージーランド代表相手にまるで力負けすることはなく、ゴール近辺から得点を量産した。

また、得意とするミドルレンジからのジャンプショットも次々と沈め、試合を通してフィールドゴール17本中13本を成功。フィールドゴール成功率は実に76.5%という高確率だった。多くのスカウトにNBAで成功するための八村の重要な鍵として挙げられている3ポイントショットも、放った2本をどちらも決めている。

今回の代表活動中、ウィザーズはデイビッド・アドキンズ選手育成コーチを派遣し、日本代表のチーム練習の合間に八村の個別指導をしている。その効果もあり、八村のコンディションは順調に仕上がっていることがわかるゲーム内容だった。

一方で、フリースローは14本中7本しか決まらず、第3クォーター途中に3つ目のファウルを犯してベンチに下がるなど、若干の課題は残った。それでも八村の自信は全く揺るがない。

「フリースローで結構苦労したのですが、僕としてはあまり気にしていないです。外れるときは外れるので。だからといって何かを変えるわけではないですし、今ままで通りやっていきます」。

NBAドラフト指名後初となった日本代表としてのこの試合はあくまでスタートラインにすぎない。8月31日に開幕するワールドカップ、そして10月のNBAの2019-20シーズンに向けて、成長を続ける八村の活躍に注目が集まり続けそうだ。


Reo Onishi