ウェス・アンセルドHC「八村塁にとって今はプレシーズンのようなもの」

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12月1日(日本時間2日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁がチーム練習に参加した。ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは、八村にとって今はプレシーズンのようなものだと話している。

個人的な理由でトレーニングキャンプから欠場している八村は、11月20日(同21日)に初めてチームのシュートアラウンドに部分的に参加。Gリーグ傘下のキャピタルシティ・ゴーゴーの練習にも参加するなど調整を進めてきた。

アンセルドHCは再びゴーゴーで練習する可能性もあるとしつつ、「この先はできるだけウィザーズで調整を続けてもらう」と話した。

「実戦形式をやる機会が限られている。プレイブックのおさらい、シュート練習、ウォークスルーなどのフィジカル面を整える機会が限られている。それでも、今後はできるだけウィザーズで練習を続けてほしいと思っている」。

さらに、同HCは「離脱期間が長かったので、今は彼にとってプレシーズンみたいなものだ。なので今すぐ試合に出したとしても、フィジカル面がついていけるかがわからない」と続けている。

「まだ早すぎると思うので、なんとか練習時間をつくって2on2、3on3とメニューを増やしていきたい。しかし、それも時間がかかるだろう。復帰を急がせてケガをさせるようなことだけは絶対避けたい」。

アンセルドHCは「これから戦術的な部分も広げていきたい」とも述べた。

「まず、ベースディフェンスの用語の取得。そしてオフェンスで覚えてほしいプレイも少しずつ増やしていく。プレイブックを今すぐ全部覚えてもらうのはいくらなんでも厳しいので、戦術面も時間をかけていきたい。そうすれば、調整の最終段階にはプレイブックも身についているだろう」。

シュートの状態を問われると、アンセルドHCは「ものすごく良い。シュートを心地よく打っている」と期待を寄せている。

「8月には(オリンピックで)プレイして、私も試合を見たけど、自信をもってプレイしていた。(復帰時に)その状態が継続されることを願っている。今まで以上にアウトサイドからの、そしてドリブルからのシュートも心地よく打てるようになると良い。さらに進化したプレイを見るのが楽しみだ」。

ウィザーズは3日(同4日)にホームでクリーブランド・キャバリアーズと対戦。その後トロント・ラプターズ、インディアナ・ペイサーズ、デトロイト・ピストンズと対戦するロード3連戦に臨む。アンセルドHCは、八村が次の遠征に帯同するかは「検討中」とした。

「(最初の2試合は)バック・トゥ・バックなので、彼がワシントンDCに残ってチーム施設で調整を続けたほうが効果的なのかどうか。遠征先のホテルの宴会場で行うウォークスルーだとコンディションが整えられないので、帯同にメリットはあるのか。そういった部分も検討していかないといけない」。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ