ファンのアリーナ復帰で適切な振る舞いを願うNBA

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レギュラーシーズン開幕が近づく中、NBAは各地のアリーナが満員となることを期待している。リーグはファンが会場に戻ることを歓迎する一方で、彼らが適切に振る舞うことを願っている。

NBAは2019年夏に選手たちと話し合い、安全性の確保に改めて注力するとした。その後、新型コロナウイルスのパンデミックにより、アリーナにファンが入ることができない事態に。中断されたシーズンはオーランドのバブルで再開され、2020-21シーズンは無観客で開幕を迎え、プレイオフまでほとんどの街でアリーナが満員になることはなかった。

その昨季のプレイオフでは、ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングがボストンでペットボトルを投げつけられアトランタ・ホークスのトレイ・ヤングがニューヨークで唾を吐きかけられるなどのトラブルが発生した。それぞれ行為に及んだファンは特定され、入場禁止の処分を科されており、アービングの件では告訴の手続きもとられた。

当時、ネッツのケビン・デュラントは「ファンはどこかで成長すべきだ」と話している。

「パンデミックで1年半も家におり、多くの人がイライラして、ストレスを抱えているのは分かる。でも、こういう試合を見に来たら、理解すべきだ。選手は人間なのだとね。僕らは動物じゃない。僕らはサーカスにいるんじゃないんだ」。

AP』は、NBAのシニアバイスプレジデント兼アシスタントゼネラルカウンセルであるエリザベス・マリンガーが、「もちろん抑止することが目標だ」と話したと伝えている。

「それは絶対に目標だ。だからこそ、我々は明示し、ファンの行動規範を示して、場内アナウンスをしている。我々は、そういうことをしようと考える人たちに思いとどまらせたいと望んでいる。それが犯罪行為への一線を越えるのならなおさらだ」。

APによれば、プレシーズンマッチ初戦でベンチのすぐ近くに観客がいることを改めて感じたというマイアミ・ヒートのエリック・スポールストラ・ヘッドコーチは、「ハドルを覗き込もうという人がいても、以前のような感じだったよ」と話しているという。

「大丈夫さ」。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ