NBA 2021-22シーズンの新人王争い展望

NBA.com Staff

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2021年のNBAドラフト組は、近年で有数の高い評価を受けている。スーパースターになるポテンシャルを持つ多くの選手がロッタリーで選ばれた。大学、Gリーグ、アメリカ国外と、様々な道でここまでたどり着いた選手たちの中で、誰が活躍するだろうか?

トレーニングキャンプ開始が近づく中、『NBA.com』のスタッフが早くも新人王争いを予想した。

BenyamKidane ( @BenyamKidane )

新人王予想:ジェイレン・グリーン

彼は一貫してドラフト組で最高の選手は自分だと言ってきた。私は賛成だ。

グリーンは新人の中で最も純粋なスコアラーであり、新人王争いでは得点をあげることが重要だ。

サマーリーグでも平均20.3得点、フィールドゴール成功率51.4%、3ポイントショット成功率52%と、NBAレベルでも彼がいかに得点できるかを垣間見ることができた。攻撃における最初の選択肢としての地位を確立するまでに、それほど時間はかからないと思う。

ジョン・ウォールとケビン・ポーターJr.の起用法次第なところも大きいが、スティーブン・サイラス・ヘッドコーチはすぐに攻撃の鍵をグリーンに委ねると思う。

この10年、平均20得点超で新人王に輝いたのは、ルカ・ドンチッチしかいない。グリーンには、その次となる大きなチャンスがある。

Yash Matange ( @yashmatange2694 )

新人王予想:ジェイレン・サグス

Jalen Suggs, Orlando Magic

もちろん、サマーリーグとレギュラーシーズンは別物だ。だが、この夏のラスベガスでのパフォーマンスを見る限り、エネルギーは不足していなかった。2試合半で平均15.3得点、6.3リバウンド、2.3アシスト、1.7スティール、1.0ブロックを記録している。

アウトサイド、インサイド双方のショット、プレイマーク、守備での奮闘と、サグスは完成されているかのようだった。

1年目の選手が新人王を受賞するには、チームにおける出場時間が重要となることも多い。オーランド・マジックの選手層を考えれば、サグスが2021年ドラフト組のほかの新人の誰よりもオールラウンドに活躍するための出場時間を得られるのは確かだと考える。

Kyle Irving ( @KyleIrv_ )

新人王予想:ジェイレン・グリーン

19歳のグリーンはドラフト組で最も生産的なスコアラーであり、若さで再建中のヒューストン・ロケッツにおける要として、グリーンは攻撃全体を任され、得点を量産する機会を得るだろう。

昨季、Gリーグでプロでの競争を経験したことで、グリーンは初日から成功する準備ができている。その冷静さは、3試合すべてで簡単に得点をあげたサマーリーグですでに垣間見ることができた。

先ほど、過去10年の新人王で平均20得点超を記録したのがドンチッチだけだという話が出たが、私はグリーンがその基準を簡単に超えると信じている。2011年の新人王ブレイク・グリフィンの平均22.5得点や、1997年の新人王アレン・アイバーソンの23.5得点にも迫れると思う。

それらはグリーンにとって非常に高い目標となるが、彼は今年のドラフト組で最高の選手であることを証明するつもりであり、新人王受賞はその第一歩となる。

Gilbert McGregor ( @GMcGregor21 )

新人王予想:名前を出すのが最初になったのはやや驚きだが、ケイド・カニングハム

Cade Cunningham, Detroit Pistons

カニングハムに関してドラフト前に言われていたことはすべて正しかった。ラスベガスでのサマーリーグでの見事なパフォーマンスで証明されている。グリーンは数字を残せる立場にあり、サグスもすぐ続く選手だが、私は、カニングハムにはそのプレイでデトロイト・ピストンズをさらなるレベルへと引き上げる機会があると思う。

カニングハムを筆頭に、ピストンズにはサディック・ベイ、キリアン・ヘインズ、フランク・ジャクソン、ジョー・ジャクソン、セイベン・リー、アイザイア・スチュワートと、NBA有数の若い核がある。年齢に幅はあるが、カニングハムがショーを演出できるほどの若さだ。

そして、実績のあるジェレミー・グラントというベテランもいる。ピストンズの1番の選択肢は彼で変わらず、カニングハムの重圧を取り除く。

私は、カニングハムが昨季のラメロ・ボールのようなインパクトを残せるとみている。周知のように、ボールは新人王となった。ピストンズにとってうまくいけば、彼らはプレイイン・トーナメントに出場するチームになれる。そしてカニングハムには、得点とリバウンドで印象的な数字を残し、ルーキー最多のアシストを記録する大きなチャンスがある。

それは、新人王にふさわしいものだ。

原文:Who will win 2021-22 NBA Rookie of the Year?(抄訳)


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