まだ分からないことはたくさんあるが、NBAの2020-21シーズンが形作られつつある。
新シーズンの開幕時期について複数の報道が浮上しており、ここでまとめてみよう。
シーズン開幕はいつ?
NBAが考えているのは2つの案だ。ひとつは12月22日(日本時間23日)、もうひとつはキング牧師記念日(Martin Luther King Jr. Day)である1月18日(同19日)だ。
NBPA(選手会)は11月5日(同6日)、選手会理事会が12月22日(同23日)開幕を「暫定的に」承認したことを声明で発表した。この場合、NBAのカレンダーにおいて重要なクリスマスデーゲームが開催可能となる。
NBPA STATEMENT ON THE 2020-2021 NBA SEASON START DATE AND SCHEDULE
— NBPA (@TheNBPA) November 6, 2020
🔗: https://t.co/BmNtnYsm63 pic.twitter.com/AvCaVAOWK7
シーズンの長さは?
レギュラーシーズンを72試合にする計画と報じられている。その場合、2021年7月23日に延期された夏のオリンピック開幕の前にシーズン閉幕となる。
ドラフトとフリーエージェントの日程は?
NBAドラフト2020に関しては変更されておらず、11月18日(同19日)に予定されている。
FAに関してはまだ不明だ。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、NBAとNBPAが「できるだけ早い開始を議論する見込み」と報じた。ドラフトからトレーニングキャンプ開始(おそらく12月1日/同2日)までの期間が非常に短くなるからだ。
ドラフト前のFA開始については、「一定の関心」があったものの、ウォジナロウスキー記者は現状では不可能と報じている。
2011 showed that there is precedent for teams to sign free agents simultaneously while training camp is going on. The 140+ free agents will all not be off the board by 12/1. https://t.co/RKsEc9w1wk
— Bobby Marks (@BobbyMarks42) November 6, 2020
サラリーキャップはどうなる?
まだ検討中だが、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、このオフシーズンは1億900万ドル(約112億6000万円)のままとなる見込みと報じた。
ファンはアリーナ入場可能?
シャラニア記者は、地域の法規に基づいた上で、2020-21シーズン開幕から収容人員の25~50%を開放することをNBAが目指していると報じた。
同記者は、その場合、マスク着用やソーシャルディスタンス確保、検査といったプロトコルが用意されると報じている。
The coronavirus pandemic has made life fluid, and a clinical vaccine will play a role in this too. NBA's goal is some amount of fans to start the season, depending on each market's restrictions. Courtside fans, for instance, would be about 10-to-12 feet away, sources said. https://t.co/9I9cdN1gN3
— Shams Charania (@ShamsCharania) November 5, 2020
アメリカ国内で新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、多くのかじ取りが必要となる。
原文:When will the NBA return? What we do and don't know about the 2020-21 season by Scott Rafferty/NBA Canada(抄訳)