10月25日(日本時間26日)にチェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれたワシントン・ウィザーズ対オクラホマシティ・サンダーの一戦は、トーマス・ブライアントが21得点、11リバウンドを記録し、ウィザーズが97-85で勝利した。ウィザーズの八村塁は開幕から2試合連続先発出場を果たし、34分39秒のプレイで19得点、5リバウンド、2アシスト、1スティールを記録している。
前半を52-46と6点リードで終えたウィザーズは、第3クォーターも最初の7得点を記録するなどし、78-70と8点差をつけて第4Qを迎えた。
ウィザーズは第4Q開始から4分半にわたって得点できず、残り4分26秒には83-83と同点に追いつかれてしまう。だが、ここから連続14得点と突き放し、サンダーには残り20.9秒まで得点を許さずに逃げ切った。
八村はフィールドゴール20本中8本成功(40%)。3ポイントショットは4本すべて失敗に終わっている。出場した時間での得失点差を表すプラスマイナスは、プラス10だった。
開幕2戦目で今季初白星をあげたウィザーズ(1勝1敗)は、ブライアントや八村のほかに、ブラッドリー・ビールが17得点、デイビス・ベルターンスが13得点を記録している。
スコット・ブルックス・ヘッドコーチは「選手たちには、ファンは我々を好きになってくれると伝えた。我々は信じられないほどの努力をしているからだ」と述べた。
「コートに立つたびに最大の努力をしているということだ。どうなるか分からないという時もある」。
さらに、ブルックスHCは「学ぶことに関心がない生徒を教えるのは大変だ」と、若いチームには向上心があり、チームが良くなっているとも語った。
「このグループが大好きだよ。我々はもっと良くなりたいと思っている。それはコーチの夢だ」。
一方、開幕2連敗となったサンダー(0勝2敗)は、シェイ・ギルジャス・アレキサンダーが自己最多の28得点、7リバウンド、4アシスト、2スティール、3ブロックを記録、ダニーロ・ガリナーリが18得点、スティーブン・アダムズが7得点、14リバウンドをマークした。
6得点、4アシストに終わり、5ターンオーバーも記録したクリス・ポールは「僕が貢献していれば、僕らは勝っていたはずだ。ごまかすことはできない」と自己批判している。
FG成功率が40%に満たず、フリースローは22本中14本成功にとどまり、19ターンオーバーを記録したサンダー。オフシーズンにラッセル・ウェストブルックやポール・ジョージが退団し、チームはスターターが3人新しくなった。
アダムズは「ケミストリーだ。継続的に築いていかないと。簡単なことじゃない」と話した。一方、ポールは「NBAなんだ。僕らはみんなプロなんだよ」と述べている。
「時間をかけて試合を落としていくわけにはいかないんだ」。
なお、ウィザーズは26日(同27日)、ロードでサンアントニオ・スパーズと対戦する。