ゴールデンステイト・ウォリアーズがここ3年で2度目の優勝を決めた瞬間、スティーブ・カーHCはコートサイドのいつもの場所に立っていた。健康状態の問題からプレイオフのほとんどを欠席することとなったが、それでもまた来年同じ場所に立っていることを彼の上司たちは期待している。
「彼がこのチームのコーチとして戻ってくるかどうか、疑いはまったくないよ。彼が戻ってくることにとても自信がある。来年もスティーブが我々のコーチだ」とゼネラルマネージャーのボブ・マイヤーズはESPNに話した。
マイク・ブラウンが代行ヘッドコーチとしてウォリアーズを無傷のプレイオフ成績に導いているあいだ、カーHCの今後の去就は不安視されていた。4月末にカーHCが消耗性の偏頭痛を訴えチームから離れてからまもなく、『サンフランシスコ・クロニクル』や他のメディアは彼のコーチとしてのキャリアが終わってしまうのではないかという憶測をしていた。
チームがクリーブランド・キャバリアーズに対する勝利を祝う中、ここ数か月で直面した数々の試練がカーHCの頭をよぎった。彼は試合後にこう語っている。
「勝利は、勝利はファンタスティックだ。私は選手として、そして今はコーチとして、幸運にも何度も優勝チームの一員になることができた。それは決して色あせない。だが、今夜は少し違った。この間に乗り越えなければいけないことがあったからね」。
月曜(日本時間火曜)はウォリアーズがこのシーズン中に新たなレベルへと達したことを祝う夜だった。しかしカーHCはまだ今後どうしていこうと思っているのか語る準備はできていなかったようだ。彼は『SI.com』にこう話した。
「正直、今この瞬間に関われているだけで嬉しいよ」。
原文:Warriors have 'no doubt' Steve Kerr will coach next season by Sporting News