ワシントン・ウィザーズに所属する八村塁の、自身NBA3年目となった2021-22シーズンをハイライト動画とともに振り返る。
新型コロナウイルスによるシーズン中断やシーズンの短縮化などを経て、NBA3年目にして初のフルシーズンとなった今季、八村はレギュラーシーズン42試合に出場し、1試合平均22.5分出場、11.3得点、3.8リバウンド、1.1アシストを記録した。フィールドゴール成功率(49.1%)と3ポイントショット成功率(44.7%)はいずれも自己最高の数字をマークした。
前年度の影響を受けて短縮化された2020-21シーズン終了後の昨年夏、バスケットボール男子日本代表の一員として東京オリンピックに出場した八村は、五輪終了から約2か月後、2021年9月下旬のトレーニングキャンプ直前に個人的な理由でチーム合流が遅れることが発表された。10月中旬にはワシントンDC入りしたものの、キャンプ欠席の詳しい理由が明かされることはなく、途中新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りしたこともあって、八村の公式戦復帰は年が明けてからとなった。
今季デビュー及び復帰戦となった2022年1月9日(日本時間10日)のオーランド・マジック戦ではベンチから出場し、豪快なダンクを含む6得点と存在感をアピ―ルした。
その後、復帰4戦目となったフィラデルフィア・76ers(現地1月17日)には今季初の二桁得点(11得点)。復帰7戦目の現地1月21日にはトロント・ラプターズの渡邉雄太と約2年ぶりの日本人対決が実現した。
現地2月17日のブルックリン・ネッツ戦では、今季自身初の20得点をマーク。さらにその試合を含む現地2月7日のマイアミ・ヒート戦から現地3月14日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦まで、自身が出場した14試合連続(その間1試合を欠場)で最低1本以上3Pを成功させるなど、シュートタッチの良さを見せつけた。
現地3月19日のロサンゼルス・レイカーズ戦以降はレギュラーシーズン終了まで13試合連続で先発出場を果たした。特に、レギュラーシーズン最後の8試合中5試合で今季自己最多となる21得点をマークするなど、完全復活を印象付けた。
チームはプレイイン・トーナメント出場を逃し、プレイオフに進むことはできなかったものの、八村個人としては開幕から2か月以上出遅れたなかでも、復帰後は確かな手応えを感じさせるシーズンになった。
▶NBA全試合ライブ&見逃し配信 最高の瞬間を『NBA Rakuten』で