1月10日(日本時間11日)、ミシガン州デトロイトのリトル・シーザーズ・アリーナで行われたユタ・ジャズ対デトロイト・ピストンズの一戦は、126-116でピストンズが勝利した。
第2クォーターに22点のビハインドを背負ったピストンズだが、その後94-62と試合をひっくり返した。第3Qにドラフト全体1位の新人ケイド・カニングハムが18得点をあげるなどして逆転。第4Qに再逆転を許すも、トレイ・ライルズとコーリー・ジョセフの3ポイントショットなどで再度巻き返すと、カニングハムの3P、レイアップ、フリースローで突き放して逃げ切った。
2021年の19試合で18敗を喫したピストンズ(9勝30敗)だが、2022年になってからは4勝2敗という成績。カニングハムが自己最多の29得点、8アシスト、サディック・ベイが29得点、6リバウンド、ジョセフが16得点を記録している。
1995年からNBAでアシスタントコーチを務め、安全衛生プロトコル入りのドウェイン・ケイシー・ヘッドコーチに代わって指揮を執ったレックス・カラミアンは、「28年で初めてウィニングボールを貰ったよ」と述べた。
「当然選手たちのために勝ちたかったわけだが、ヘッドコーチとして初の白星というのは素晴らしい気分だ」。
試合開始からフィールドゴール5本すべて失敗だったものの、その後は12本中10本成功で自己最多得点をマークしたカニングハムは、「すべてはチームメイトたちのおかげだ。みんなが僕を励まし、ボールを回し続けてくれた」と感謝している。
「僕はこのリーグの新人だけど、バスケットボールは長くやってきたもの。リズムに乗ったら、チームの勝利に貢献するために自分に何ができるか分かっている」。
カラミアンは「ケイドのことは本当に誇らしい。新人で、最初の5本のショットを外していたんだ」と、カニングハムに賛辞を寄せた。
「そういう出だしの時は、すぐに切り替えなければいけない。FG4本中0本成功なら、次の4本で8本中4本成功とすることに集中しなければならない。今夜のケイドはまさにそういう姿勢だった」。
一方、3連敗のジャズ(28勝13敗)はドノバン・ミッチェルが31得点、ハッサン・ホワイトサイドが今季自己最多の21得点、14リバウンド、ジョーダン・クラークソンが16得点、マイク・コンリーが13得点、8アシストをマークしている。
ミッチェルは「彼らをたたえよう。後半の彼らは良いところがたくさんあったからね。でも、僕たちがその後半にまったく正しくやれなかった」と反省した。
「彼らはたくさんショットを決めたけど、僕たちがあまりに簡単にやらせてしまったんだ。20点以上リードして負けてはいけない。それはとにかくいけないことだ」。