ブラッドリー・ビールとケビン・ラブの代替選手としてケルドン・ジョンソンとジャベール・マギーが米国代表に参加

大西玲央 Reo Onishi

ブラッドリー・ビールとケビン・ラブの代替選手としてケルドン・ジョンソンとジャベール・マギーが米国代表に参加 image

7月16日(日本時間17日)、アメリカ代表はケルドン・ジョンソン(サンアントニオ・スパーズ)とジャベール・マギー(デンバー・ナゲッツ)を代替選手としてロスターに加えたことを発表した。

先日ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)が新型コロナウイルスの影響で安全衛星プロトコルの対象者となったことを受けて、東京オリンピックの参加を見送ることが発表されていた。

さらにケビン・ラブ(クリーブランド・キャバリアーズ)も、負傷していた右ふくらはぎの状態が予想よりも思わしくないことから、辞退することが決まった。

シーズン中はアメリカ代表を率いるグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチが同じくヘッドコーチを務めるスパーズでプレイしているジョンソンは196cmのウィングプレイヤーで、代表チームの対戦相手として招集された選抜チームのメンバーとしてキャンプに参加していた。

リーグ入り2年目となった今季は、69試合に出場し(先発は67試合)平均12.8得点、6.0リバウンド、1.8アシストを記録した期待の若手選手のひとり。

213cmのベテランセンターであるマギーは、2009年以降何度か代表活動に参加しているものの、オリンピックは今回は初出場となる。

ジェレミー・グラントも(デトロイト・ピストンズ)安全衛星プロトコルの対象となっているものの、オリンピック参加自体はできる見込みだ。

急ピッチでチーム作りを進めなければならないこととなったアメリカ代表だが、代表メンバーであるザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)は「我々は世界最高のバスケットボール選手という気持ちでプレイしている」と自信を見せた。

「どんな状況であろうと、しっかり自分たちの仕事を遂行する必要がある。可哀想だなと感じて手を抜く相手なんていないだろう。これが現実であり、自分たちは与えられた仕事をしっかりとやるだけだ」。

アメリカは東京入りする前、最後にスペイン代表との親善試合が18日(同19日)に予定されている。


NBA公式動画をチェック!

大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。