ワシントン・ウィザーズのウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチが10月8日(日本時間9日)に行われた練習後の記者会見で、現在トレーニングキャンプを欠席している八村塁について再び言及した。アンセルドHCは、個人的な理由でキャンプ合流が遅れている八村について「今は必要なだけ時間をかけてほしい」と語った。
八村の状況についてアンセルドHCは「連絡は常に取り合っている。現在の状況についても報告は受けている。戻ってこられるときに合流してもらう」と話し、1日(同2日)の記者会見のときと変わらず、合流時期は未定であることを示唆した。
八村の合流が遅れることで、アンセルドHCが導入する新システムに慣れるまで時間を要することについては「チームに完全に馴染むには少々時間がかかるだろう」としつつも、それほど難しいことではないと説明している。
「選手にわかりやすいように(作戦の)用語をシンプルにしている。コーチの教え方やフットワーク練習などが少し違うかもしれないが、どのチームも基本的なことは大体同じだ。それでも我々の新しいシステムに慣れるには少し時間がかかると思う」。
また、八村の合流が「チームのロスターに層の厚みと柔軟性をもたらしてくれる」とし、「私は(彼の合流を)楽しみにしている」と話した。
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— ワシントン ウィザーズ (@washwizardsjp) October 8, 2021
八村がキャンプを欠席している個人的理由が具体的に何なのかは未だ明かされていない。
9月28日(同29日)からキャンプを開始しているウィザーズは、10月5日(同6日)に敵地トヨタ・センターでヒューストン・ロケッツとのプレシーズンゲーム初戦を行った(119-125で敗戦)。この後、9日(同10日、ニューヨーク・ニックス)、12日(同13日、トロント・ラプターズ)、15日(同16日、ニックス)とプレシーズン戦を3試合こなし、注目の2021-22シーズン開幕戦となるラプターズとの一戦は、20日(同21日)に敵地スコシアバンク・アリーナで行われる予定だ。