アメリカ代表が東京オリンピック前最後の親善試合でスペイン代表に勝利

大西玲央 Reo Onishi

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7月18日(日本時間19日)、ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツ・センターにて男子バスケットボールのアメリカ代表(FIBAランキング1位)とスペイン代表(同2位)による東京オリンピックに向けた調整のための親善試合が行なわれ、アメリカが83-76で勝利した。

アメリカはデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が先発メンバーに名を連ねた。

親善試合2連敗スタートとなっていたアメリカは、前半に追う展開が続いていたものの、第2クォーター中盤から徐々に3ポイントショットが決まり始める。

第2クォーター残り3分8秒にはデュラントがファウルされながらもフェイダウェイジャンパーを決め、徐々に追い上げていった。

36-38と2点を追う状況で後半を迎えたアメリカは、第3クォーター残り3分33秒でリラードの決めた3ポイントショットで逆転に成功。さらに、新たに代表に昇格したケルドン・ジョンソン(サンアントニオ・スパーズ)が強烈なダンクを叩き込み、チームを勢いに乗せた。

57-50のリードで迎えた最終クォーターは、守備の強度を高めたアメリカに対してスペインが苦戦する場面が増え、アメリカがそのまま勝ち切った。

アメリカはリラードが19得点、6アシスト、4スティール、ジョンソンが15得点、デュラントが14得点、2ブロック、ラビーンが13得点をマークした。

敗れたスペインは、リッキー・ルビオ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が23得点、ビリー・エルナンゴメス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)が11得点、マルク・ガソル(ロサンゼルス・レイカーズ)が10得点、5リバウンドを記録した。

アメリカのオリンピック初戦は日本時間7月25日 午後9時に行なわれるフランス戦で、スペインは26日 午後9時から日本と対戦する。

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。