アメリカ代表がアルゼンチン代表に圧勝、親善試合初勝利

大西玲央 Reo Onishi

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7月13日(日本時間14日)、ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツ・センターにてアメリカ代表(FIBAランキング1位)とアルゼンチン代表(同4位)による東京オリンピックに向けた調整のための親善試合が行なわれ、アメリカが108-80で勝利した。

ナイジェリアオーストラリアに連敗中だったアメリカは、今回の親善試合シリーズ3試合目にしてようやく初勝利を手にした。

アメリカはデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)、ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)が先発メンバーに名を連ねた。

試合開始直後、ビールのアリウープパスをアデバヨがダンクで叩き込んでアメリカが先制すると、その勢いに乗って第1クォーターに9本中6本の3ポイントショットを決め、33-19と大きくリードを作る。

第2クォーターは一時10点差まで詰められたものの、前半の最後に連続6得点でアメリカがリードを広げ、58-42の16点差でハーフタイムを迎えた。

これまでの2試合は後半に入ると疲れが見え始めていてアメリカだったが、この試合は第3クォーターに最大25点差のリードを作るなど、その勢いを緩めることはなかった。

最終クォーターにはラビーンがファウルをされながらも強烈なダンクを叩き込むなどし、最後までアルゼンチンを圧倒し続けた。

アメリカはデュラントとビールがそれぞれ17得点、6リバウンド、ラビーンが15得点、5リバウンド、リラードが13得点、4アシスト、アデバヨが12得点、5リバウンド、5アシストをマークした。

敗れたアルゼンチンは、ルイス・スコラ(パラカネストロ・ヴァレーゼ/イタリア)が16得点、5リバウンド、ニコラス・ラプロビットラが13得点、ファクンド・カンパッソ(デンバー・ナゲッツ)が12得点を記録した。

アメリカは次戦、16日(同17日)にオーストラリア代表と、18日(同19日)にスペイン代表と親善試合を行なう予定だ。

ボックススコア


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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。