キャブズのタロン・ルーHC「ウォリアーズよりセルティックスの方がディフェンスし辛い」

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クリーブランド・キャバリアーズのタロン・ルー・ヘッドコーチは、ゴールデンステイト・ウォリアーズを侮辱しようとしているのだろうか?

ルーHCは、5月24日(日本時間25日)、現在NBAプレイオフ2017 イースタン・カンファレンス決勝で対戦しているボストン・セルティックスについて「ウォリアーズよりもディフェンスし辛い」というショッキングなコメントを残したと、『ESPN』が伝えた。

ルーHCはリポーターに「今はウォリアーズについては考えていない。我々が集中しているのはボストンについてのみ。彼らのオフェンスは、ゴールデンステイトのものよりディフェンスし辛い。セルティックスのアクション、ランニング、プレイを決めている選手を比べても、ウォリアーズとは完全に異なるオフェンスを実行している」と話した。

セルティックスよりウォリアーズの方が優れたチームという意見については、満場一致のはずだ。それだけに、この発言は非常に興味深い。言うまでもないが、セルティックスのエース、アイザイア・トーマスはキャブズとの第2戦の前半中に股関節の負傷を悪化させ、今季残り試合を欠場することになった。つまり、今シリーズ中、キャブズがトーマスを含むセルティックスと対戦した時間は少ない。

それでもルーHCは、ブラッド・スティーブンズHCの戦術によりキャブズは油断させられ、その影響で守備が難しいと言う。

「彼らはポストプレイを仕掛けてくる。ゴールデンステイトはスプリットを多用するチームだ。セルティックスの選手は手強いオフェンスを仕掛けてくるので困ったものだ。ブラッドは選手を動かして、カッティングを駆使して、速いペースで仕掛けてくるので、相手の全員が脅威になる。厄介な相手だよ」。

そうは言っても、キャブズは3勝1敗と王手をかけた状態で25日(同26日)に行なわれる第5戦に臨む。シリーズの対戦成績を考えれば「厄介なチーム」とは言えないだろうが、第3戦は予想に反してセルティックスがキャブズに勝利し、続く第4戦も終盤まで僅差の勝負に発展した。ルーHCは、トーマス離脱により、セルティックスが予測不能な戦術を用い、スクランブル体制でキャブズとのシリーズを戦っていると見ている。

ルーHCは「1試合29得点は決められるアイザイアが抜けた以上、まったく異なるシステムを用いる必要がある」と語った。

「相手が何をしてくるかまったく見当もつかなかった。それでも、(第4戦の)第2クォーター終盤と、第3Qに良い対応ができた。後半の展開に助けられたよ」。

原文:NBA playoffs 2017: Cavaliers' Tyronn Lue says Celtics more difficult to defend than Warriors by Gabrielle McMillen/Sporting News


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