トワイマン・ストークス・チームメイト賞は、レギュラーシーズンを通して利他的なプレイ、ほかのNBA選手にとってメンターやお手本になるようなコート内外でのリーダーシップ、チームへの献身性を最も体現したチームメイトに与えられる個人賞だ。
2012-2013シーズンから導入され、当時ロサンゼルス・クリッパーズでプレイしていたチャウンシー・ビラップスが初代受賞者となっている。
2021-2022シーズンはミルウォーキー・バックスのドリュー・ホリデーが自身2度目の受賞を果たした。
トワイマン・ストークス・チームメイト賞 歴代受賞者
シーズン | 選手 | チーム |
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2012-13 | チャウンシー・ビラップス | ロサンゼルス・クリッパーズ |
2013-14 | シェーン・バティエー | マイアミ・ヒート |
2014-15 | ティム・ダンカン | サンアントニオ・スパーズ |
2015-16 | ビンス・カーター | メンフィス・グリズリーズ |
2016-17 | ダーク・ノビツキー | ダラス・マーベリックス |
2017-18 | ジャマール・クロフォード | ミネソタ・ティンバーウルブズ |
2018-19 | マイク・コンリー | メンフィス・グリズリーズ |
2019-20 | ドリュー・ホリデー | ニューオーリンズ・ペリカンズ |
2020-21 | デイミアン・リラード | ポートランド・トレイルブレイザーズ |
2021-22 | ドリュー・ホリデー | ミルウォーキー・バックス |
※チーム名は受賞当時のもの。
チームメイト賞は、殿堂入りを果たしているジャック・トワイマンとモーリス・ストークスの友情物語から名付けられている。トワイマンとストークスは1955年から1958年までロチェスター/シンシナティ・ロイヤルズのチームメイト。1957-58シーズンの最終戦で負傷したストークスは、数日後に昏睡状態に陥り、半身不随になった。そしてその後、彼は運動制御中枢を損傷した脳損傷後脳症と診断された。それ以降、トワイマンはストークスの法定後見人となり、彼の生涯を支え続けた。
トワイマンはストークスの医療費の募金を集めるNBAによるモーリス・ストークス・メモリアル・バスケットボールゲームの開催に関わり、1970年にストークスが36歳で亡くなって以降もほかの選手たちのために開催が続けられた。何年もトワイマンが働きかけた末、2004年にストークスはバスケットボールの殿堂入りを果たした。1983年に殿堂入りを果たしているトワイマンは、2012年に亡くなっている。