9月3日(日本時間4日)にフロリダ州オーランドのザ・フィールドハウスでNBAプレイオフ イースタン・カンファレンス・セミファイナルのボストン・セルティックス対トロント・ラプターズ第3戦が行なわれ、ラプターズが104-103で勝利し、シリーズ成績を1勝2敗とした。
3連敗からシリーズを逆転した例がない中、2連敗中のラプターズは前半で47-57と10点のリードを許す展開。だが、後半に盛り返し、迎えた第4クォーター残り21.5秒、フレッド・バンブリートのレイアップで101-101とタイスコアにする。
対するセルティックスは残り0.5秒、ケンバ・ウォーカーのアシストから、ダニエル・タイスのダンクで103-101と2点のリードを奪い返す。タイムアウト後、セルティックスは7フィート5インチ(約226cm)のタッコ・フォールを、インバウンドプレイでボールを入れるカイル・ラウリーにつかせた。
だが、ラウリーがコートの反対側にパスを通すと、これを受け取ったOG・アヌノビーが3ポイントショットを成功。アヌノビーの劇的なブザービーターの逆転ショットで、ラプターズがあわや3連敗の崖っぷちから息を吹き返した。
ラプターズはラウリーが31得点、6リバウンド、8アシスト、バンブリートが25得点、パスカル・シアカムが16得点、アヌノビーが12得点、10リバウンド、3スティール、2ブロックを記録している。
ラウリーは「パスじゃないんだ」と、アヌノビーに賛辞を寄せた。
「OGが決めてくれた。すべてはあのショットの功績だよ。あれは厳しいショットだった。OGを称えるべきだ。OGの瞬間だよ。彼にとって素晴らしい瞬間だった」。
一方、プレイオフ7試合目で初の黒星を喫したセルティックスは、ウォーカーが29得点、ジェイレン・ブラウンが19得点、12リバウンド、4ブロック、ジェイソン・テイタムが15得点、9リバウンドを記録した。
ブラッド・スティーブンズ・ヘッドコーチは「負けるのはつらいし、傷つくよ」と話している。
「でも、我々はまたやり直し、土曜(の次の試合)に向けて準備するのみだ」。
第4戦は5日(同6日 午前7時30分)に行なわれる。