トニー・パーカー、スパーズからも同額のオファーを受けていた

Jordan Greer

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今オフシーズン、トニー・パーカーはシャーロット・ホーネッツと2年1000万ドルの契約を交わし、17シーズンを過ごしたサンアントニオ・スパーズから移籍する決断を下した。どうやらパーカーの決断に、ホーネッツ側が提示した金額は影響していなかったようだ。

パーカーはフランスメディアの『L'Expresso』に対して、スパーズからも似たオファーを受けていたものの、デジャンテ・マレーとパティ・ミルズの控えとして試合の大部分をベンチで過ごすことを拒んだのだと語った。

「スパーズは(契約的に)ホーネッツと同じものをオファーしてくれたが、どちらかというと役割の問題だった」とパーカーは話している

「金額の問題ではなかった。これは大切なことなんだ、なぜならスパーズが僕に対して何もオファーしなかったのだと勘違いして、スパーズに怒りを抱いている人がたくさんいたからね」。

「スパーズは似たようなオファーをしてくれたが、僕は実質的なアシスタントコーチとしてキャリアを終えたくなかった。それが彼らが僕にオファーしてくれた役割だったのだけれど、僕はまだプレイしたかったんだ」。

昨シーズン、平均7.7得点、3.5アシストを記録したパーカーは、ホーネッツのオーナーであるマイケル・ジョーダンの下でプレイする機会を逃したくなかったとも語った。なぜならジョーダンはパーカーが「バスケットボールをやりたくなるきっかけ」だったからだ。

ホーネッツはオールスターのケンバ・ウォーカーの控えとしてしっかりとプレイできる司令塔を必要としていることから、パーカーがベンチに座るただの助言者という役割にはなることはないだろう。ホーネッツのジェームズ・ボレーゴ・ヘッドコーチはスパーズでアシスタントコーチを務めていた人物であり、パーカーと面識があるという事実も潤滑油となりそうだ。

以前、パーカーがスパーズの選手として引退するとコメントしたという報道が出たことに対して、パーカーは少し真意と違う形で報道されてしまったと説明した。

「僕のジャージーはサンアントニオで永久欠番化されるだろうと思うのだけれど、それが中国でのインタビューで混乱を招いてしまった」と、パーカーは述べている。

「報道では僕がスパーズでキャリアを終えると書かれていたけれど、僕が言おうとしていたのは、僕のジャージーはあそこ(スパーズのホームコート)に掲げられることになるだろうということだ。選手としては、もうスパーズとは終わっている」。

原文:Tony Parker says Spurs offered same deal as Hornets, but role made big difference by Sporting News


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Jordan Greer

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Jordan Greer has been with The Sporting News since 2015. He previously worked for the Pittsburgh Post-Gazette. He is a graduate of Westminster College and Syracuse University.