トニー・パーカーがサンアントニオを去る。
パーカーは、シャーロット・ホーネッツと2年1000万ドル(約11億円)という契約に合意したと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えた。
Tony Parker has agreed to a two-year, $10M deal with Charlotte, league source tells ESPN
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) 2018年7月6日
今夏サンアントニオ・スパーズの周辺では、カワイ・レナードの去就が注目されているものの、球団はパーカーとの再契約に関心を持っていたと言われている。
パーカーは昨季デジャンテ・マレーの控えとして平均7.7得点、3.5アシストを記録したが、経験豊富なバックアップとしてオフェンスの舵取りを任せられる力は健在だ。それでも昨年11月に大腿四頭筋の負傷から復帰後の出場時間は1試合平均20分未満で、わずか55試合(先発21試合)の出場に終わった。
36歳のパーカーは、NBAキャリア17年をスパーズ一筋で過ごし、優勝4回に貢献。オールスターにも6回選出されている。
スパーズのグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは、7月6日(日本時間7日)に次の声明を発表した。
「トニー・パーカーが、この20年間スパーズにとってどれほど重要な選手だったかを言葉にするのは難しい。彼が19歳のときに初出場した2001年から、TP(パーカーの愛称)は試合ごとに、日ごとに、シーズンごとに、情熱、献身性、勝利への意欲で我々を感動させ、影響を与えてきた。17年もの間、素晴らしい思い出をくれたトニーに感謝している」。
「4回の優勝、6回のオールスター選出、4回のオールNBAチーム選出が彼の能力を際立たせている。私にとって最大の喜びは、TPが成長する姿を目の前で見続けてきたことだった。トニーが我々のプログラムに加わらないことを寂しく思う。ただ、スパーズ全関係者が、トニーがシャーロットで素晴らしいキャリアを継続させることとともに、彼とご家族の今後の成功を心から願っている」。
原文:NBA free agency rumors: Tony Parker, Hornets agree to 2-year, $10M deal by Chelsea Howard/Sporting News(抄訳)