[インタビュー]トーマス・サトランスキー「プレイオフは全く違うものになる」(青木崇)

Takashi Aoki

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チェコ代表のポイントガードであるトーマス・サトランスキーは、2012年に2巡目でドラフト指名され、今季からワシントン・ウィザーズに加入した。ルーキーということもあり、一貫した出場時間を得られなかったものの、ジョン・ウォールが欠場した4月10日のデトロイト・ピストンズ戦では、19分42秒のプレイで11点、3アシストの数字を残した。

スコット・ブルックス・ヘッドコーチは試合後、「彼にとってはすばらしいゲームだった。出場機会を得た際にきちんと戦い、いい時間をチームにもたらした。私が彼を気に入っている点は、常にハードにプレイしていることだ。一貫した出場時間を得られていないが、彼は最も一生懸命に取り組むプレイヤーの一人だ。我々は彼の成長ぶりを喜んでいるし、プレイオフではだれもが必要な戦力となってくる」と評価した。

ジャンプシュートはまだ向上が必要なサトランスキーだが、第3クォーター1分11秒に右ウイングから3ポイントショットを成功させると、アシストしたブラッドリー・ビールが笑顔を見せていたのが印象的だった。

そんなこの日、非常に短い時間だったが、サトランスキーにルーキーシーズンを振り返ってもらった。

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――NBA1年目のレギュラーシーズンがもうすぐ終わりますが、振り返ってみてどんな印象を持っていますか?

アップ&ダウンのあるシーズンだったけど、すごくエンジョイしているよ。勝っているチームでプレイできているわけだし、チームはプレイオフに向けていいポジションにいる。いい瞬間もあったから、フィニッシュもいい形になればと思う。自分のプレイについては、シーズン序盤多くのプレイタイムをもらっていたけど、その後ローテーションから外れた。それでも、また戻ることができた。NBAがどんなものかがわかったし、いつでも準備万端という姿勢で日々を過ごしている。

Tomas Satoransky Wizards

――ルーキーとして順応するのが最も難しかった部分は何でしたか?

バック・トゥ・バック(2日連続)の試合はタフだった。特に出場時間が長くなったときはね。タイトな日程と数多くの移動に直面することになるけど、出られる準備をきちんとしなければならないということだ。すごく大変なところは、移動によって時差があることだね。プロである以上、万全の状態で臨めるようにしなければならない。でも、それらが問題になったことはなかった。

――1年目でプレイオフを戦えることに対する期待値はどれくらい?

(レギュラーシーズンと)まったく違ったものになると思っている。ここまでのプロセスをすごく楽しんでいるし、プレイオフでいい結果が出ることを望んでいる。プレイオフに向けて僕たちはチームが一つになってプレイしているし、(1回戦の)ホームコートアドバンテージもある。ハードワークで手にしたこの機会を、最大限生かさなければならない。

文:青木崇 Twitter: @gobluetree629

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