7月9日、FIBAアジアカップ2022に向けてバスケットボール男子日本代表のメンバーやトム・ホーバス・ヘッドコーチがオンライン会見に応じた。
渡邊雄太が2021年の東京オリンピック以来初めて日本代表の活動に参加することを受けて、ホーバスHCは長いNBAシーズンを戦い抜いたあとでありながらも、すぐにスロベニア代表としてW杯予選に出場していたルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)を引き合いに出し、「渡邊選手も考えは一緒」だと話した。
「彼は今、NBAの契約とかいろいろあるんですけど、日本のために日本に戻って、良い練習をやってくれている。本当に感謝します。今回来てくれたことで、来年もっと早くに良いチームが作れるようになりました。この経験は大きいです」
昨季トロント・ラプターズに所属していた渡邊は現在フリーエージェントであり、来季プレイするチームがまだ決まっていない状態だ。それでも日本のために、日本代表の一員としてアジアカップに出場することを決めた渡邊をホーバスHCは称賛した。
▶バスケ男子日本代表 FIBAアジアカップ2022 放送予定
日本代表がホーバスHC体制になった昨年9月以降、渡邊にとっては今回が初めての代表活動への参加となる。NBAでプレイしている経験を若手主体のチームに持ち込む良い機会となる。本人も「日本のまだまだなところは、練習からの質や強度の高さだと思っています」と話す。
「そこはアメリカに行って、日本の練習の甘さを痛感した部分もあります。僕が、そういった練習から先頭に立って激しくやることによって、試合のための準備を練習でしっかりしておきたい。国際大会というのはフィジカルも相当強いですし、なかなか日本では無い高さも体験しなければいけないなかで、それも準備がしっかり出来ていないと、悲惨な結果になってしまうと思うので、練習からしっかりやっておきたいと思います」
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アジアカップは7月12日に開幕し、日本は13日にカザフスタン代表、15日にシリア代表、そして17日にイラン代表とのグループ戦が予定されている。
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