今週はじめ、オールスター選出4回を誇るジミー・バトラーが、ミネソタ・ティンバーウルブズにトレードを要求したと報じられて以降、同選手の獲得を希望するチームがトレーに関してウルブズに問い合わせている。
だが『ESPN』によれば、ウルブズは他チームからのオファーを拒んでいるという。ただし、チームオーナーのグレン・テイラーが、今回の件に関して権限を行使する可能性も出てきた。
バトラーのトレード要求が明らかになって以降、ウルブズは問い合わせがあったチームに対し、球団には同選手を放出する意思がないことを伝えていることが、関係筋への取材でわかった。
関係筋によれば、この手のメッセージは、仮の段階のトレードオファーが提示された際の返答として頻繁に使われているという。だが、今回のケースには当てはまらない可能性もある。
しかしながら、ウルブズオーナーのグレン・テイラーは、球団社長を兼任するトム・シボドー・ヘッドコーチとスコット・レイデンGMの態度とは異なり、バトラーを含むトレード成立を前向きに考えている。
バトラーは、希望移籍先にロサンゼルス・クリッパーズ、ブルックリン・ネッツ、ニューヨーク・ニックスを挙げたと伝えられている。
シボドーHCはバトラーの放出に乗り気ではなく、2年連続してプレイオフに進出するため、同選手をチームに残したい意向を持っている。
29歳のバトラーは、今季終了後にプレイヤーオプションを行使し、2019年のオフにフリーエージェントになることが確実視されている。また、ウルブズのオールスター選手、カール・アンソニー・タウンズも今季が契約最終年で、10月15日(同16日)までに延長契約にサインが可能な状態だ。もし、それまでに延長契約が締結されなければ、バトラーと同様に来夏FAになる。
バトラーは、タウンズとアンドリュー・ウィギンズと不仲と噂されている。昨年マックス契約を結んだウィギンズは、2018-19シーズンの年俸が2500万ドル(約28億1400万円)になる。これはサラリーキャップの20%に相当する金額で、来季からウルブズはラグジュアリータックスを支払うようになるかもしれない。
原文:Report: Minnesota Timberwolves decline offers on trades for Jimmy Butler by NBA.com(抄訳)
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