スパーズのティム・ダンカンACはオーランドへ帯同せず

Michael C. Wright, NBA.com

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7月31日(日本時間8月1日)にシーズンが再開した際に、サンアントニオ・スパーズにとって初戦となるサクラメント・キングス戦にてグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチの横には、いつもいるはずのアシスタントコーチのティム・ダンカンの姿は見られない。

スパーズの広報は、ダンカンが数名のチームスタッフとともにサンアントニオに残り、4月24日に右肩の手術を受けたフォワードのラマーカス・オルドリッジのリハビリを指導していることを認めた。

最初に報じたのはサンアントニオの『WOAI-TV』のドン・ハリス記者だ。

スパーズ選手たちは、シーズンが再開されるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックスにて、7月11日(同12日)に3月以来となる練習を行なった。NBA新記録となる23シーズン連続でのプレイオフ出場がかかるスパーズだが、記録を更新する可能性はとても厳しいものだ。現在ウェスタン・カンファレンス12位のスパーズは、8位のメンフィス・グリズリーズとのゲーム差を4と開けられている。

オルドリッジは手術を受ける9日前に「記録を止めてしまったチームになりたくないのは間違いない」と『NBA.com』に語っている。

「この瞬間のために努力してきたこと、プレイオフに出場するというプレッシャーが我々にはある。記録は大きなものであり、それを止めてしまったチームにはなりたくない。しかし、ただ止めたくないという思いではなく、出場したいという気持ちでプレイする必要がある。そのために我々はここまで努力し、戦い続けてきたんだ。僕もぜひ記録は続けさせたいと思うけど、その前にこのチームのために出場したいという気持ちが先だ」。

スパーズがプレイするシーディングゲーム8試合のうち、4試合が昨季のプレイオフに出場しているチームだ。

スパーズのブライアン・ライト・ゼネラルマネジャーは先月、「8試合をプレイし、プレイオフに出場するチャンスを与えてもらえるだけでも嬉しい。大幅な調整が必要となる」と語っている。

2016年に引退した現在44歳のダンカンは、スパーズでプレイした19シーズンで5度優勝し、MVPを2度受賞、ファイナルMVPには3度選出されている。ダンカンは2019年7月にスパーズのコーチングスタッフ入りしている。

今年の4月、ダンカンはコービー・ブライアント、ケビン・ガーネット、タミカ・キャッチングス、ルディ・トムジャノビッチ、エディ・サットン、バーバラ・スティーブンズ、キム・マルキー、パトリック・バウマンとともに、2020年のネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(バスケットボール殿堂)入りを果たしたことが発表された。

原文:Tim Duncan stays behind as Spurs restart season in Orlando by Michael C. Wright/NBA.com


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