シーズン再開を楽しみに待つマティース・サイブル

Lauren Rosen, Sixers.com

シーズン再開を楽しみに待つマティース・サイブル image

1年目から可能性を感じさせているマティース・サイブルは、今後直面する事態に関してポジティブな姿勢と好奇心を持って練習を再開させた。

彼の意識は、新人、そしてベテランにとっても未体験となる再開後のシーズンに向いている。

サイブルは7月3日(日本時間4日)に「このプロセスの各ステップを新たなチャレンジとして受け止めようとしている」と語った。

「自分にわかること、自分にコントロール可能なことで結果を残したい」。

ブレット・ブラウン・ヘッドコーチは、フィットネスレベルがBレベルの状態でオーランドに向かい、コンディションを高めるトレーニングキャンプでAレベルまで持っていきたいと話していた。

それは選手たちにも伝わっている。

サイブルは「この2週間で良い状態に戻せたと思う」と話す。

「ここから状態を上げていくのは難しいことではない。コーチが言っていたように、今はBレベルにあるね。プレイできるようになれば、きちんと仕上がる」。

フィラデルフィアで隔離生活を送っていた時期、サイブルは街中を走って基礎体力を維持した。練習場でのトレーニングが再開された今、サイブルは身体の土台がしっかりしているおかげで良い状態にあることを実感できている。

「状態は良い。ショットの感覚も良い。身体も出来上がっているように感じるね。全力で取り組むことが自分にとってのチャレンジになる」。

今はソーシャルディスタンスを保つ関係上、まだチームメイトの大半と再会できていない。サイブルは、チーム合流の日を楽しみにしている。

「離れていたことで、よりみんなに対する感謝の気持ちが芽生えた。再会が楽しみだよ」。

ただ、彼にとって初めてのプレイオフは、思っていたものと大きく異なる。

「今季のプレイオフは、聞いていたものとは異なるね。フィリーでの試合がどれだけ素晴らしいかを耳にしていたし、ファンに声援を送ってもらえる雰囲気の良さも聞いていた。でも、今季は非常に稀なシチュエーションになる」。

「だからベテランにとっても今季のプレイオフは新たな経験になる。目の前のチャレンジを歓迎するし、どうなるか楽しみ」。

サイブルは、フィラデルフィアでの抗議デモにもチームメイトのトバイアス・ハリス、エルトン・ブランドGMらと参加した。

「一つの目的のために大勢の人が集まるのは特別なこと」と、サイブルは言う。

「インターネットで声をあげるのも大切だけれど、実際に人が集まって、活動することも大事。自分たちの街の姿勢でもあるし、人種差別に対する問題をどれだけ真剣に考えているかを表している」。

「行動が物を言う。兄のような存在であり、チームメイトでもあり、そして友人でもあるトバイアスが一緒にいてくれて、後押ししてくれるのは心強い。デモの参加者も多くて、この街の情熱は本当に力強い」。

サイブルは、抗議デモへの参加で次世代に良い影響を与えられればと考えている。

「もしデモに参加する自分の姿を見た子供がこの活動を支持するようになれば、僕は役割を果たしたことになる」。

原文:Thybulle Embracing Road to Return by Lauren Rosen/76ers.com(抄訳)


NBA公式動画をチェック!

Lauren Rosen, Sixers.com

Lauren Rosen, Sixers.com Photo

www.nba.com/sixers