イラストレーター、ヤマノナナエさんのイラストをサンダーがアニメ化

Reo Onishi

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6月8日(日本時間9日)、2001年から毎年オクラホマシティで開催されており、今年で19回目を迎えたデッドセンター・フィルム・フェスティバルにてオクラホマシティ・サンダーがひとつのアニメ作品を発表した。

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『Growing Up George』と銘打たれたその作品は、日本在住のサンダーファンでイラストレーターのヤマノナナエさんのイラストを使ったポール・ジョージの幼少期を描いた5分ほどのショートアニメだ。

同作品ではジョージと姉のティオーシャがナレーションを務めており、ジョージがバスケットボールをやるにあたって姉から受けた影響を中心に物語は進んでいく。さらに、母のポーレットが脳卒中で倒れた際に、いかに家族の絆がより強くなっていったかが明かされる。

ナナエさんは2017-18シーズンのプレイオフに、サンダーから招待されオクラホマシティを初訪問。その際に、チーム側から「何か一緒に作りたい」という話をすでに持ちかけられていた。

今回の作品は、サンダー側からナナエさんに「ポール・ジョージのミニムービーを作るので協力して欲しい」と打診があり、ポートランドにあるアニメ制作会社のディープスカイ・スタジオが制作を手掛けた。制作会社の作成した絵コンテをもとに、ナナエさんが様々なシーンのキャラクターを描いていくという形で、3か月に及ぶメールのやり取りのなかで制作が進められた。上映会にはナナエさんも招待され、登壇している。

ナナエさんは「サンダーのスタッフやアニメーション制作会社の方がたとお会いし、上映会では集まったOKCのファンの皆さんに温かく迎えてもらい、本当に嬉しかったです」と今回の渡米の感想を話してくれた。

「この経験を通してサンダーというフランチャイズをより深く知ることができ、ますますファンになりました」。

サンダーの放送部門バイスプレジデントであり、今作品のプロデューサーであるダン・マホーニーは「ディープスカイ・スタジオとナナエ・ヤマノとともに、彼女の絵に命を吹き込めるこの機会にとても興奮している」と語る。

「我々のチームに対する彼女の情熱は周りに伝わりやすく、彼女がこうして喜んで引き受けてくれたことにとても感謝している」。

 

Growing Up George

 

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