タッコ・フォールの力が発揮される3つのカテゴリー

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ボストン・セルティックスは、身長229cmのタッコ・フォールと1年契約を結んだ。今年のオフシーズンに注目を集めたフォールは、開幕ロスターに残れるだろうか。

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セントラルフロリダ大学出身のフォールは、2019年のドラフトで指名されなかったものの、サマーリーグで結果を残し、チャンスを掴んだ。まだまだ証明すべきことは多いが、もしセルティックスのローテーションに加わった場合、特別なスキルでチームの勝利に貢献できるかもしれない。

タッコ・フォールの力が発揮される3つのカテゴリーを紹介しよう。

 

リムプロテクション

どのチームにもリムプロテクションは必要だ。フォールは、まさにこのために生まれたような存在だ。

大学での最後のシーズンに平均2.6ブロック、大学キャリアで平均2.4ブロックを記録したフォールは、決して俊敏でも、ジャンプ力のある選手でもない。しかし、どんなに優れたフィニッシャーだろうと、脅威のウィングスパン249cmの前に行く手を阻まれる。

彼と対峙した選手は、フォールがそびえ立つ壁のように見え、背後にいるチームメイトの姿も消える。ブロックと同様に、相手のシュートの軌道を変えられるのも、大きな力になり得る。

 

エフィシエンシー

フォールは、2019-20シーズンに多くの出場時間を与えられないだろう。しかし、限られたチャンスを存分に生かすことは可能だ。

大学での4年間では、常にフィールドゴール成功率70%を超えた。平均得点は二桁を何とか超えた(10.1)くらいだったが、彼は自分の長所を理解し、チームのシステムにフィットする方法を知っている。

まるでリムがおもちゃのように見えるほど、飛ばなくても点を決められる。イージーな形での得点は、セルティックスにとっても大きい。それに、対戦相手の選手から執拗にマークされても、難なく得点を決められる。

ペイント内で彼にボールを持たせたら、何がその行く手を阻めるだろうか?

 

人気

23歳のフォールは、サマーリーグでの5試合で平均7.2得点、4.0リバウンド、1.4ブロックを記録し、人気者となった。

その存在にセルティックスファンは興奮し、ボールを持つたびに歓声が起こった。この人気こそ、今のセルティックスに必要なものだ。

このオフには、カイリー・アービング、アル・ホーフォードだけではなく、若い選手もより大きな役割を求めて退団した。

フォールや、スポットライトを浴びる存在であるジェイソン・テイタムら若手は、チームの未来を感じさせることができる。そして、TDガーデンにポジティブな空気をもたらすことができる。

原文:Three ways Tacko Fall can help the Celtics this season by Ameer Tyree/Sporting News(抄訳)


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