1984年10月26日(日本時間27日)、紹介不要の男が初めてNBAの試合に出場した。
1984年のNBAドラフトで全体3位指名されたマイケル・ジョーダンは、NBAデビュー戦で40分間プレイし、16得点、7アシスト、6リバウンド、4ブロック、2スティールを記録した。フィールドゴール16本中5本成功のみで、5ターンオーバーもマークしたが、シカゴ・ブルズはワシントン・ブレッツに109-93で快勝している。
ブルズをけん引したのは、オーランド・ウードリッジとクインティン・デイリー。それぞれ28得点、25得点を記録した。
@NBA Debuts: Michael Jordan; 16 points, (5 of 16 FG/FGA), 7 Ast,, 6 Reb. Final: @ChicagoBulls 109, Washington Bullets 93 (10/26/84) pic.twitter.com/iBJMhgS3hy
— NBA History (@NBAHistory) October 24, 2016
ジョーダンはルーキーシーズンで1試合平均28.2得点、6.5リバウンド、5.9アシスト、2.4スティールを記録。FG成功率は51.5%だった。これらの数字でアキーム・オラジュワンを制し、新人王を受賞。キャリア初となるオールスター出場とオールNBA選出も果たしている。
以降のジョーダンは右肩上がりとなった。引退するまでにNBA最多記録となる10回の得点王に輝き、スティール王も3回。6度の優勝とファイナルMVP受賞を果たし、MVPには5回選出されている。最優秀守備選手賞は1回受賞。オールスター出場14回、オールNBA選出11回、オールディフェンシブチーム選出9回を記録した。
NBAの歴史でジョーダンより多く得点したのは4選手しかいない。ジョーダンはFG成功数(12192本)でも歴代5位、フリースロー成功数(7327本)で6位、スティール数で3位となっている。
ジョーダンは2009年にネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(殿堂)入りした。
10月26日のその他の主な出来事
- 1962年: ウィルト・チェンバレンが1点差で勝利したデトロイト・ピストンズ戦で50得点、41リバウンドを記録
- 1973年: ロサンゼルス・レイカーズのエルモア・スミスがピストンズ戦で14ブロックを記録し、勝利に貢献
- 1984年: ジョン・ストックトンとチャールズ・バークリーがNBAデビュー
- 1985年: パトリック・ユーイングとデトレフ・シュレンプがNBAデビュー
- 2016年: デンバー・ナゲッツに敗れた一戦でアンソニー・デイビスが50得点を記録
原文:This Date in NBA History (Oct. 26): Michael Jordan does it all in his NBA debut by Scott Rafferty/NBA Canada