サンダーの守護神、スティーブン・アダムス

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オクラホマシティ・サンダーのシステムは、コートの真ん中にあるスポークを中心に回る。遠心力のように、スティーブン・アダムスがボールを受けるのを防ごうと相手の守備がレーンに駆け付けるほど、サンダーのガード陣はペリメーターでボールを素早く動かせるのだ。アダムスの影響力が大変な緊張感を生み、それが守備の選手を飛ばせている。

守備におけるアダムスのインパクトについても、同じことが言える。正確でよく考えられたコミュニケーションや素早いフットワークで、アダムスはピック&ロールの守備でガードがボールの前にとどまることを助けるのだ。必要なときやマッチアップが良いときは、スイッチで3ポイントラインまで出ることもできる。アダムスがチームにもたらす力は増していく一方で、継続的な向上ぶりこそ、彼がサンダーのロスターで最も重要な選手の一人であり、NBA有数のセンターであるゆえんだ。

ラッセル・ウェストブルックは「継続的に良くなり続けている」と、アダムスを称賛した。

「そのサイズや存在感、ルックスから、リーグで最も恐れられているビッグマンの一人だと思う」。

ウェストブルックは「(以前の)彼は未熟だった」と、アダムスの成長ぶりに賛辞を寄せている。

「今は成長して、自分にとって何がうまくいくのかを彼は分かっている。(進化した)彼を見ることができるのは素晴らしいね。ここで彼にできるだけアシストできるのがうれしい」。

アダムスは毎シーズン、1試合平均出場時間と平均得点を伸ばしてきた。昨季(2017-18シーズン)は32.7分間のプレイで13.9得点、9.0リバウンド、1.2アシスト、1.2スティール、1.0ブロックを記録。サンダーの働き者だった彼は、これから重要な歯車の一部になろうとしている。ビリー・ドノバン・ヘッドコーチによれば、昨季のアダムスの飛躍は2017年夏の努力によるものだそうだ。このオフシーズンも、アダムスは同じやり方で過ごしている。

昨季のアダムスはフィールドゴール成功率が62.9%で平均13.9得点と、いずれも自己最高の数字だった。ダンクもFG成功448本中150本と、それまでのシーズンを上回っている。これまで一緒だったウェストブルックとはピック&ロールで唯一無二のコンビだが、ポール・ジョージとの連携も深めた。これからは新戦力のデニス・シュルーダーとのリズムも掴んでいく必要がある。

アダムスは彼のポジションにおけるエリートフィニッシャーだが、無私無欲でもある。その姿勢と経験から、チームを第一とし、謙虚に冗談も飛ばす選手として、ロッカールームで尊敬される素晴らしい人物となった。

親友でもある引退したニック・コリソンは「本当に彼は素晴らしいんだ。たくさんの試合をこなし、多くのビッグマッチで厳しい戦いをしてきたのに、彼はまだ本当に若く、学んで、よりうまくやれるようにしているんだ」と称賛している。

「彼はどんどん自信を深めている」。

コリソンは「何があろうとチームのための最善を望むばかりという人はとても少ない」と続けた。

「僕にとって彼は最高のチームメイトの一人だった」。

このオフシーズンでもアダムスがさらに一歩成長すれば、サンダーはウェスタン・カンファレンスの上位を目指すだけの自信を感じられることだろう。アダムスの仕事の一部は、守備のクォーターバックになることだ。ポゼッションの最中に4人のチームメイトたちと徹底して話し合い、カバーしていくことだ。昨季は負傷でチームが苦しみ、安定を欠いた時期があった。

アダムスは「僕たちのケミストリー次第だ」と述べた。

「もちろん、一人の選手と長くプレイすれば、その選手たちの傾向などが分かる。そういった細かい違いのすべてが大事なんだ。特に守備ではね」。

2018-19シーズンにアダムスが集中しているのは、長続きするシステムの中で守備のまとまりを築き、日々の試合で努力してそれを繰り返していくことだ。攻守両面の中心において、アダムスはその存在感と自然なエネルギーで、各々がポゼッションごとに仕事を果たせるように、同じ方向に向かわせ続けることができる。

原文: The Center of Gravity by Nick Gallo/Thunder.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ