今季ロード最高勝率を記録しているバックスにとって、ホームコートアドバンテージは重要か?

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今季のゴールデンステイト・ウォリアーズ、デンバー・ナゲッツ、トロント・ラプターズ、ボストン・セルティックス、ヒューストン・ロケッツに共通しているのは、ミルウォーキー・バックスを除いて優勝する可能性が最も高い5チームということだろう。

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彼らにはもう一つ、共通点がある。それは、バックスにホームで敗れたチームという点だ。

今季のバックスは、ロードでも強豪を倒して20勝9敗を記録し、敵地でのリーグ最高勝率をマークしている。レギュラーシーズン終盤の戦績次第では、プレイオフを通じてホームコートアドバンテージを得られる可能性もある。

今季のバックスはホームでも強く、ファイサーブ・フォーラムで24勝5敗を記録。フェニックス・サンズ、メンフィス・グリズリーズとの試合では僅差で敗れ、ヤニス・アデトクンボが休養のために欠場したオーランド・マジック戦を落としたとはいえ、ホームでの24勝中17勝は二桁得点差での快勝だ。ロードと同様に、バックスはホームでもフィラデルフィア・76ers、ラプターズ、ナゲッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、インディアナ・ペイサーズら強豪に勝ってきた。

ホームとロードでの勝率の差が少ないチームであるため、最終的にはホームであっても、ロードであっても、あまり影響はないかもしれない。しかし、NBAファイナルに勝ち進むためには、プレイオフで76ers、セルティックス、ラプターズを倒さなければいけない。今季は76ers(24勝7敗)もセルティックス(23勝8敗)も、バックスと同様にホームで好成績を残している。だが、ロードでは平均並(76ersは14勝14敗、セルティックスは14勝15敗)に戦績が落ち込んでいる。

この傾向は、驚くようなことではない。昨季のプレイオフで、セルティックスはホームで10勝1敗だったのに対し、ロードでは1勝7敗と苦しんだ。ホームゲーム4試合に勝利してカンファレンス・セミファイナルに勝ち進んだバックスとのファーストラウンドは、記憶に新しい。

最終的に重要視されるのはチームの力であって、ホームコートアドバンテージではない。昨季を例に挙げれば、両カンファレンス・ファイナルの第7戦に勝ってNBAファイナルに進出したのは、ホームコートアドバンテージを持っていなかったクリーブランド・キャバリアーズと、ウォリアーズだった。キャブズとウォリアーズは、どちらもそのシリーズで最高の選手を擁していたのだ。

今そうした存在がいるのは、どのチームだろうか?

原文:The Bucks Are The Best Road Team In The NBA But Home Court Advantage Could Be A Big Deal by Alex Boeder/Bucks.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ