アメリカはどんなロスターでパリオリンピック2024に臨むべき? 候補はレブロン、カリー、テイタムら

Stephen Noh

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バスケットボールのアメリカ代表はオリンピックの舞台を支配してきた。2008年の北京大会から4大会連続で金メダルを獲得している。2024年のパリオリンピックに臨む夢のロスターを組む上で、その理由は簡単に分かるはずだ。あまりに多くのタレントがおり、外すのが難しいほどだろう。

ロスターの枠は12しかない。一般的には、そのうちの1枠は若い有望株に割り当てられる(2021年開催の東京オリンピックではケルドン・ジョンソン)。以下のリストでは、その1枠を除外した。

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リストにあげた選手の一部は、出場を辞退するだろう。ただ、面白くするためにも、現時点でそれはひとまず置いておくことにする。アメリカが最高のロスターをつくる可能性を取り上げた。

アメリカはどんなロスターでパリオリンピック2024に臨むべきか

ガード

大変な攻撃力を持つロスターになるので、ボールを持っていない時にそのショット力からフロアを広げることができる選手が重要となる。イリーガルディフェンスのルール撤廃で国際舞台ではゾーンディフェンスが増えるため、それを上回ってショットを決められる力を持つ選手はさらに重要だ。

そういったショット能力の必要性から、ジャ・モラントやディアロン・フォックスといった才能ある若手選手を外し、一部をリストアップすることになった。選ばれた4人のガードは以下のとおりだ。

Stephen Curry 04302023
(NBA Getty Images)

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ステフィン・カリー

個人としてもチームとしても数々の快挙を成し遂げてきたカリーが、唯一達成していないのが、オリンピックに出て金メダルを獲得することだ。スティーブ・カー・ヘッドコーチと組んで、アメリカのために金メダルを手にすることがあるだろうか?

このロスターにカリーがふさわしいのは当然だ。世界最高のシューターであり、そのスタイルはどのリーグでも通用する。

デイミアン・リラード

昨季のリラードはポートランド・トレイルブレイザーズで平均32.2得点、7.3アシストを記録し、自己最高というシーズンだった。カリーとともに、深い位置からの3ポイントショットでリーグ最高級の脅威となる選手だ。彼らが交互にディープスリーを沈めるのを見るのは楽しいだろう。

また、リラードはパスのスキルも評価が十分でないほど優れている。素晴らしいファシリテーターで、さらに突破から相手守備を崩すことができる。

アンソニー・エドワーズ

FIBAバスケットボールワールドカップ2023での輝かしいプレイで、このチーム入りにふさわしい。ワールドカップのアメリカ代表のベストプレイヤーで、そのショットクリエイションで試合を支配する傾向を見せてきた。

また、ボールがない時の小さなミスがまだあるものの、相手の攻撃の起点を守るのもファンタスティックな選手になっている。

デビン・ブッカー

ブッカーは守備で向上した。ショットメーカーとしてはリーグ有数だ。東京オリンピックでアメリカの金メダル獲得に貢献しており、大会経験もある。

次点:ジャ・モラント、ジェームズ・ハーデン、ドノバン・ミッチェル、ジェイレン・ブランソン、ザック・ラビーン、タイリース・ハリバートン、オースティン・リーブス、トレイ・ヤング、ディアロン・フォックス、カイリー・アービング、ジェイレン・ブラウン、ドリュー・ホリデー、ブラッドリー・ビール

フォワード

このロスターを組む上で最も選考が難しかったのがフォワードだ。おそらく、最も外すのが厳しかったのはジミー・バトラーだろう。だが、ガード同様、フォワードに関しても、このロスターではショット能力が重要となる。そのためバトラーを外すことになった。

選ばれたのは、実績ある勝者たちだ。

Kevin Durant / Phoenix Suns
(Getty Images)

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ケビン・デュラント

デュラントはいまだNBAで五本の指に入る選手だ。ワールドカップでアメリカがサイズの問題を抱えたことを考えると、彼の長さもこのチームの大きな財産となる。

レブロン・ジェームズ

大会時点で39歳のジェームズは、チーム最年長のベテランとなる。2004年と2008年、2012年のオリンピックに出場し、2大会で金メダルを獲得したジェームズは、過去2大会に出場しなかった。

だがこのチームには、彼のリーダーシップとパス能力が必要だ。ジェームズが招待を受け入れる可能性は低い。だが、復帰もあり得ることだ。

ジェイソン・テイタム

テイタムはすでに東京オリンピックで金メダルを獲得している。だが、それは新型コロナウイルスのパンデミックの中でのことだった。彼はオリンピックを完全に体験するためにまた出場したいと話している。どんなセッティングにも攻守両面でフィットできる選手だ。

ポール・ジョージ

フォワード最後の1枠は、ジョージ、バトラー、カワイ・レナードの争いとなった。最終的にジョージとなったのは、このチームに容易に溶け込めるからだ。

カーHCはスイッチを多用するスキームを用いたがる。ジョージはそのサイズで複数のポジションを守れる選手だ。攻守両面で優れており、ボールを持たなくても効果的になれる。

次点:ジミー・バトラー、カワイ・レナード、ザイオン・ウィリアムソン、クリス・ミドルトン、デマー・デローザン、ミケル・ブリッジズ、ブランドン・イングラム

ビッグマン

アメリカ代表に弱点があるとすれば、エリートクラスのビッグマンがいないことだ。このチームにニコラ・ヨキッチはいない。だが、守備の要として役立てるような、非常に優れた選手たちはいる。

(注:ジョエル・エンビードはフランスとの二重国籍で出場の可能性が低いため選外となった)

Anthony Davis (Los Angeles Lakers)
Getty Images

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アンソニー・デイビス

デイビスはNBA最高のディフェンダーのひとりだ。ペリメーターでスイッチでき、ペイントを完全に固めることができる。

国際舞台では、走れるアメリカのビッグマンに苦しむチームが多かった。カーHCが好むスタイルであり、デイビスはこのロスターに完璧にフィットする。

ドレイモンド・グリーン

カリーがこのチームにいるなら、グリーンも必要だ。彼らはNBAで最高の相乗効果を生み出す。

そしてグリーンは単独でも偉大な選手であることに変わりない。世界有数の賢いディフェンダーであり、このチームのために汚れ仕事をこなせる。

ブルック・ロペス

アメリカは本当にフィジカルのあるビッグマンの問題を抱えてきた。カーHCには大きな体を持つ選手が少なくともひとりは必要であり、それを可能とするのがロペスだ。

ロペスはリム付近にいる時の影響力から、国際舞台で素晴らしいディフェンダーとなる。守備の3秒ルールを心配する必要がないため、彼ほどのショットブロッカーはいないかもしれない。

バム・アデバヨ

アメリカのラインナップが抱えるかもしれない弱点のすべてを補うほどの多才ぶりをもたらせるのがアデバヨだ。

守備では複数のスキームをこなし、攻撃では様々な役割を担うことができる。攻撃で脅威となる選手が周囲にたくさんいる中で、プレイメーカーとしても優秀だ。

次点:エバン・モーブリー、ジャレット・アレン、ロバート・ウィリアムズ三世、ジャレン・ジャクソンJr.、ニック・クラクストン、マイルズ・ターナー

原文:Who should be on Team USA's roster for 2024 Olympics? LeBron James, Stephen Curry, Jayson Tatum headline list(抄訳)

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Stephen Noh

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Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.