フィラデルフィア・76ersのマネジングパートナーであるジョシュ・ハリスは11月2日(日本時間3日)、ダリル・モーリーがバスケットボール運営部代表に就任したことを発表した。以下、公式リリース抄訳。
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モーリーは14シーズンにわたってヒューストン・ロケッツで仕事し、うち13シーズンでゼネラルマネジャーを務めました。モーリーGMの下でロケッツは640勝400敗(勝率61.5%)を記録しています。これは同期間のNBAで2位の成績でした。1000試合超の経験を持つエグゼクティブの中で、モーリーの記録はリーグ史上5位と、R.C.・ビュフォードジェリー・ウェストらとともにトップ5入りしています。
2007年から20年まで、モーリーのチームは常に勝ち越しており、8シーズンで50勝以上をマークし、10シーズンでポストシーズンに進出しました。ロケッツは現在8シーズン連続でプレイオフに進出しており、これは現在のNBAで最長の数字です。また、この間にロケッツはウェスタン・カンファレンス・ファイナルも2度戦っています。
また、76ersはエルトン・ブランドGMが複数年の延長契約を結んだことも発表しました。
ハリスは「モーリーはNBA最高級のフロントオフィス・エグゼクティブであり、76ersの運営部代表としてフィラデルフィアに歓迎できることをうれしく思います」と話しました。
「ダリルのようなタレントを手に入れることができるのはまれであり、彼をここに連れてくるべく、我々はすぐ、アグレッシブに動きました。彼は洞察力を持つ革新者、リーダーとして、リーグで素晴らしい記録を残してきました。ファンのために優勝を狙えるチームとする可能性を大きく高めてくれると信じています。このオフシーズン、我々は球団をより良く、より強くすることを任務としました。ダリルという素晴らしいフロントオフィスのリーダーと、ドック(リバース・ヘッドコーチ)という優勝を経験しているコーチを招き、エルトンとの契約を延長できて、我々は誇りに思います。彼らのリーダーシップにワクワクしており、この街とファンが誇れるようなチームを作り続けるのが楽しみです」。
モーリーはロケッツで長年にわたり、トレードやフリーエージェントを通じてオールスター級の選手たちをチームに加えました。ジェームズ・ハーデン、カイル・ラウリー、ドワイト・ハワード、クリス・ポール、ラッセル・ウェストブルックといった選手たちです。ロケッツが球団記録の65勝17敗をマークし、ハーデンがMVPに選ばれた2017-18シーズンには、年間最優秀エグゼクティブ賞を受賞しました。
モーリーは「76ersを率いるのに自分を信頼してくれたハリスに感謝しています。この挑戦に恐縮していますが、フィラデルフィアの伝説的なファンの心をつかむために懸命に働きます」と話しました。
「再びドック・リバースやエルトン・ブランド、勝つ準備のできたロスターと仕事ができるのは、またとない機会です」。
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