安全衛生プロトコル下のクリス・ポール、地区決勝初戦は欠場へ

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初優勝を目指すフェニックス・サンズは、少なくとも1試合でスター選手のひとりを欠く。

サンズは6月20日(日本時間21日)のNBAプレイオフ2021 ウェスタン・カンファレンス・ファイナル(西地区決勝)第1戦で、リーグの安全衛生プロトコルに入ったクリス・ポールが欠場することを明かした。今季のポールは平均16.4得点、8.9リバウンドを記録し、2010年以来となるカンファレンス・ファイナル進出を果たしたサンズにおいて大きな役割を担ってきた。

事情を知る人物が匿名で『AP』に明かしたところによると、ポールはCOVID-19(新型コロナウイルス)のワクチンを接種している。そのため、ワクチン接種が進む前だったシーズン序盤に陽性と判明した選手よりも早い復帰が可能となるかもしれない。当時はプロトコルに入った選手が2週間以上欠場することも珍しくなかった。

6月16日(同17日)、サンズのモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチは「いくつか障害が出てきたからと、私の信念が揺らぐことはない」と話している。

「シーズンを通じて障害はあった。多くのことを乗り越えてきた」。

ウィリアムズHCは、ポールとは毎日話してきたと明かした一方で、選手の健康状態については話していない。

3月、選手やコーチがワクチン接種を選んだのを受け、NBAは昨秋導入のプロトコルを一部緩和した。だがその際、「COVID-19の症状がある際は、以前のプロトコルが適用される」とも警告している。ワクチン接種にかかわらず、症状のある者は「隔離対象になるかもしれない」ということだ。

ポールがカンファレンス・ファイナルに出場したのは、ヒューストン・ロケッツ時代にゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦した2018年だけだ。この時はロケッツが3勝2敗とリードしたが、ポールがハムストリングの負傷で第6戦と第7戦を欠場。ロケッツは連敗し、ウォリアーズが優勝した。

今プレイオフのポールは1試合平均15.7得点、8.7アシスト、フィールドゴール成功率51%、3ポイントショット成功率44%、フリースロー成功率91%を記録している。

原文:Suns' Chris Paul in health protocols, listed out for Game 1 by NBA.com(抄訳)


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