ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチが、今後NBAプレイオフ2017で指揮を執らない可能性が出てきた。
カーHCは、4月22日(日本時間23日)にモーダ・センターで行なわれたポートランド・トレイルブレイザーズとのシリーズ第3戦(119-113でウォリアーズが勝利)を体調不良により欠場した。23日(同24日)に同会場でメディアの取材に応じたカーHCは、慢性的な腰痛が原因で具体的な復帰時期はわからないと説明。もし必要であれば、今季残り試合を全休する判断を下す可能性もあると話している。
カーHCは「今言えることは、1試合で指揮を執り、次の試合を欠場するというような形にはならないということ」とリポーターに語った。その上で、24日(同25日)に行なわれる第4戦も欠場することを明かしている。
「今言ったような対応をチームや自分のスタッフにする気はない。来週か再来週には何らかの結論を出せれば良い。その時点で指揮を執れると感じるか、できないと感じるかもしれない」。
51歳のカーHCは、2015年夏に受けた腰の手術の後遺症により、2015-16レギュラーシーズン43試合を欠場した。椎間板の手術を受けた際に脊髄から髄液が漏れた関係で、未だに偏頭痛や吐き気等の症状を抱えたままだという。
健康状態も改善し、今季はレギュラーシーズン82試合で指揮を執ったものの、ここ数週間前から症状が再び見られるようになり、HCの通常業務に支障を来すようになった。カーHCは、今後も指揮を執り続けるため、医師に助言を求めていると話している。
原文:NBA playoffs 2017: Warriors' Steve Kerr noncommittal about return to postseason by Brandon Schlager/Sporting News