白人警官による黒人男性暴行死事件にカール・アンソニー・タウンズやスティーブン・ジャクソンが抗議

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黒人男性のジョージ・フロイドさんの死を巡る事件で、元NBA選手のスティーブン・ジャクソンが、ミネアポリスの警官4名の有罪を全力で求めると話した。ジャクソンはフロイドさんと同じヒューストンの出身で、ふたりは友人だった。

フロイドさんはミネアポリスの警官に手錠で拘束された際、白人警官デレク・ショービン容疑者にひざで首を圧迫され、息ができないと訴えたのちに死亡した。ショービン容疑者は5月29日(日本時間30日)に逮捕され、第3級殺人罪や故殺罪で起訴されている。

その直前にミネアポリス市役所で開かれた会見に、ジャクソンやミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズが出席した。タウンズは「Black Lives Matter」と書かれた帽子をかぶり、黒と白のマスクを着用してジャクソンのそばに立った。タウンズは4月13日(同14日)、新型コロナウイルスに感染した母親を亡くしている。

同じく参加したウルブズのジョシュ・オコーギーは、インスタグラムで「僕たちはかつてないほどにお互いを必要としている」と投稿した。

「変化が起きるまで、仲間の黒人の兄弟姉妹たちが苦しみ、大変な痛みを受けてきたことを、とても不快に思う。これ以上僕たちが疎外されるべきではなく、抑圧システムが僕らに与える不当をこれ以上普通にしてはいけない。これ以上、命が失われてはならない」。

訴状によると、ショービン容疑者は8分46秒にわたってフロイドさんの首をひざで圧迫した。動画で「息ができない」と繰り返していたフロイドさんが話さず、動かなくなってからも、約3分にわたって続けている。

この事件はNBAコミュニティの間に大きな怒りを呼んだ。

ジャクソンは「正直、もう涙もかれた」と話している。

「もう十分泣いた。泣くのは十分だ。私がここにいる理由はひとつだけ。兄弟の名誉のためだ」。

原文:Stephen Jackson, Karl-Anthony Towns attend rally in support of George Floyd by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ