ステフィン・カリーとジュリアス・ランドルが4月の月間最優秀選手に選出

YOKO B

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5月4日(日本時間5日)、NBAは2021年4月の月間最優秀選手(プレイヤーズ・オブ・ザ・マンス)に、ウェスタン・カンファレンスからゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリー、イースタン・カンファレンスからニューヨーク・ニックスのジュリアス・ランドルが選出されたことを発表した。

2017-18シーズン以来、通算2度目の選出となったカリーは、4月に出場した15試合でリーグ最多の平均37.3得点(フィールドゴール成功率51.8%、3ポイントショット成功率46.6%、フリースロー成功率90.8%)、6.1リバウンド、4.6アシストを記録。月間最多の206本中96本の3Pを成功させたほか、1か月間で平均35得点かつ“50-40-90”(FG成功率50%以上、3P成功率40%以上、FT成功率90%以上)を記録したNBA史上初の選手となった。

一方、これがキャリア初の選出となったランドルは、4月に出場した15試合で平均27.1得点、9.0リバウンド、6.3アシストを記録し、ニックスの11勝4敗というイースタン・カンファレンス最高の成績に大きく貢献した。ニックスの選手が月間最優秀選手に選ばれたのは、2014年1月のカーメロ・アンソニー以来となる。

月間最優秀新人はエドワーズとフリン

同日、2021年4月の月間最優秀新人選手(ルーキー・オブ・ザ・マンス)には、ウェスタン・カンファレンスからミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズ、イースタン・カンファレンスからトロント・ラプターズのマラカイ・フリンが選出されたことも発表された。

3月に続いて2か月連続での選出となったエドワーズ(2020年ドラフト全体1位指名)は、平均21.6得点、5.1リバウンド、3.3アシストを記録してティンバーウルブズの8勝8敗に貢献。この月だけで345得点、82リバウンド、53アシスト得点をマークし、2011年1月のブレイク・グリフィン以来、得点、リバウンド、アシストのすべてでここまでの数字を達成した初のルーキーとなった。また、エドワーズは4月に今季1000得点目に到達している。

一方、初の選出となったフリン(2020年ドラフト全体29位指名)は、4月に平均12.7得点、4.8アシスト、4.1リバウンドをマーク。13日(同14日)のアトランタ・ホークス戦で自己最多の22得点、10日(同11日)のクリーブランド・キャバリアーズ戦では、20得点に加えて自己最多の11アシストを記録してキャリア初のダブルダブルを達成するなどの活躍を見せた。ラプターズの選手が月間最優秀新人選手に選ばれたのは、2013年3月のヨナス・バランチュナス以来初となる。

月間最優秀コーチはマローンとブルックス

また、同日、2021年4月の月間最優秀コーチ(コーチ・オブ・ザ・マンス)に、デンバー・ナゲッツのマイケル・マローン・ヘッドコーチと、ワシントン・ウィザーズのスコット・ブルックス・ヘッドコーチが選ばれたことも発表されている。

初の選出となったマローンHCは、4月中盤にチームのスター選手であるジャマール・マレーを怪我で欠きながらも、ナゲッツをリーグ最高の13勝3敗の成績に導いた。一方、2017-18シーズン以来、通算6度目の選出となったブルックスHCは、4月の戦績を12勝5敗とし、ウィザーズのプレイインとプレイオフ進出への可能性を高めた。


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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。