スティーブ・カー、スピーチでステフィン・カリーへの言及忘れ「私は愚か」

Sporting News

スティーブ・カー、スピーチでステフィン・カリーへの言及忘れ「私は愚か」 image

議論の余地はあるかもしれないが、今季のゴールデンステイト・ウォリアーズで最も素晴らしかったのは、無敵のチームを作るために、スター選手たちがエゴ、そしてひょっとしたらお金のことも脇に置いたという点だ。とりわけステフィン・カリーは、7月にケビン・デュラントが加入したときに、2年連続MVPの自分がチームの一番でなくなると分かっていた。

ところが、6月15日(日本時間16日)に行なわれたウォリアーズの優勝パレードにおけるスティーブ・カー・ヘッドコーチのスピーチで、カリーはその存在を忘れられてしまった。

カーHCがスピーチで言及しなかった唯一の選手がカリーだったのだ。クレイ・トンプソンへの称賛の中で一度だけ「ステフ」と口にしただけだった。

『The Mercury News』に気づいたときの感想を聞かれると、カーHCは「オー・マイ・ゴッド。私はなんと愚かなんだ」と答えた。

「やってしまったよ。まったくぼんやりしてしまった」。

カーHCはスピーチ後に席に座った際、マーゴット夫人からミスを指摘されたと明かしている。カーHCはすぐに謝罪しようとカリーのところに向かったそうだ。

同HCは「ひどいミスだった。球団にとって彼が意味することを考えれば、彼で終わらなければいけなかった。どうしてステフィン・カリーを忘れることができるんだ?」と述べた。

「その場に戻ってマイクを手にするべきだった。このすべてを機能させたのは彼だと言うべきだった。すべてが彼を中心に回ったんだ。彼の才能や自己犠牲の姿勢だけでなく、彼の喜びを中心に全体の文化が回っていたんだ」。

「我々が作り上げたものに最も貢献したのが彼だ。それなのに私は彼に感謝しなかったんだ」。

今季のカリーは1試合平均25.3得点を記録した。2015-16シーズンの30.1得点には及ばなかったが、それでも自己2位の数字だ。ファイナルでは平均28.8得点と、MVPを獲得したデュラントの35.2得点に続く成績だった。

原文: Steph who? Steve Kerr 'blew it' by forgetting Curry in Warriors parade speech by Sporting News(抄訳)


Sporting News

Sporting News Photo

The sports world explained. The Sporting News goes beyond the score to deliver the news, data, insights and entertainment that sports fans around the globe need to know.