12月3日(日本時間4日)にAT&Tセンターで行なわれたヒューストン・ロケッツ対サンアントニオ・スパーズの一戦は、ロニー・ウォーカーが28得点を記録し、スパーズが135-133でダブルオーバータイムの末に逆転勝利を収めた。
ロケッツは最大22点差のリードを作り、そのまま大勝するかと思われた。しかし第4クォーター残り7分53秒でジェームズ・ハーデンのダンクショットが、実際は入っていたもののノーカウントになる誤審をきっかけに、ロケッツが主導権を失い始めた。
試合はダブルオーバータイムまでもつれる激戦となり、ハーデンは2度目のオーバータイムで6得点を獲得。残り1分41秒で131-128とリードしたものの、スパーズのブリン・フォーブズが3ポイントショットを決め同点となり、その後はお互いフリースローでの得点となった。
試合残り0.8秒、ロケッツが1点を追う状況で、ハーデンがオフェンシブチャージングを取られ、結果的にそれが勝敗を決定づけることとなった。
ハーデンは「我々はプレイするのをやめてしまい、相手は自信を得てしまった」と逆転負けを説明した。
スパーズの大反撃の原動力となったウォーカーは、「自信が大きい」と話す。
「チームメイトが自分を使い続けてくれ、自分も乗ってきたなという感覚になった時点で、全てを出し切って自分のスタイルでプレイしようと考えた。自分ができることを、できないことはわかっている。チームバスケで勝利を得ることができたことがとにかく嬉しい」。
スパーズ(8勝14敗)はほかにフォーブズが25得点、デマー・デローザンが23得点、9アシスト、ルディ・ゲイが14得点をマーク。
一方のロケッツ(13勝7敗)、ハーデンが50得点、9リバウンド、クリント・カペラが22得点、21リバウンド、ラッセル・ウェストブルック が19得点、10リバウンド、10アシストと活躍したものの、リードを保つことができなかった。