サンアントニオ・スパーズにとって、「ロデオ遠征」は2003年から毎シーズン行なっているものだ。しかし、2018-19シーズンの遠征は決して記憶に残しておきたい内容とはならなかった。
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スパーズが2月25日(日本時間26日)にブルックリン・ネッツに敗戦したことで、今年のロデオ遠征の成績は1勝7敗となった。『ESPN』によるとこれはロデオ遠征史上最低の成績だ。
前日に敗れたニューヨーク・ニックス戦ではディフェンスが機能しなかったが、この試合での問題はオフェンスだった。今シーズン最低得点に抑えられ、リーグトップの3ポイント成功率を誇りながらもこの試合では今シーズン最低となるわずか16.7%に終わっている。
敗戦後、スパーズはとにかく何かしら良かった面を見るようにしていた。
「昨夜の試合後は怒っていた」とスパーズのグレッグ・ポポビッチHCは語っている。
「しかしこの試合では、強いチーム相手に失点を101に抑えられたことを喜んでいる。それを続けられればうまくいくはずだ。ボールが入るかどうかはコントロールできることではないので、今日は決して悪い夜ではなかったと思う」。
毎年恒例のロデオ遠征は、『サンアントニオ・ストックショー・アンド・ロデオ』がAT&Tセンターを長期間使用することから始まったものだ。今回唯一の勝利は2月12日(同13日)で、この試合もかろうじて最後に勝利を掴み取った形だ。遠征で1勝7敗という成績と、ウェスタン・カンファレンスのライバルチームの結果を受けて、現在スパーズは8位。9位のサクラメント・キングスとのゲーム差はわずか1だ。
21シーズン連続でスパーズはプレーオフ進出を果たしており、これはNBA史上2番目に長い記録だ。
スパーズのフォワード、ラマーカス・オルドリッジは「自信を保ち、努力が実ることを信じなければならない」と話す。
「シュートが入ると信じる。ディフェンスで努力をし、取り組んできたことをしっかりと実行できることを信じる。ホームに戻れば勝利が保証されるわけではないが、気持ちを新たにすることで勝利につながることを願う」。
残り20試合中12試合でホームでの開催であることは、スパーズにとって良いニュースだろう。今シーズン、ホームのAT&Tセンターでの成績は22勝7敗で、スケジュール的に厳しい試合はネッツ戦で最後だった。
それに加え、スパーズはオールスター休暇後に所属していないカンファレンスのチームとの試合数の方が多い唯一のチームなのだ。オールスター休暇後にプレーしたアウェイ戦3試合を含め、スパーズは最後の25試合中14試合がイースタン・カンファレンス相手だ。そしてそのうちの6試合はイーストの下位4チーム(アトランタ・ホークス、クリーブランド・キャバリアーズ、ニューヨーク・ニックスとそれぞれ2試合ずつ)。
24日(同25日)の118-130の敗戦では全クォーターで30失点以上し、ニックスのチーム最低記録だったホームでの18連敗を途切れさせる敗戦となった。続くネッツへの敗戦では第1クォーターに28失点し、8点差のリードを許した。
スパーズのデマー・デローザンは「シュートがまるで入らない夜だった」と『San Antonio Express-News』に語った。
「いつも決めているようなシュートを我々のシューターが決めることができなかった。何も入らなかったね。ディフェンス面では、相手が次から次へと3Pを決めるのを見るのは辛かった」。
ベテランのルディ・ゲイは「これで3連敗だ」と述べた。
「そこにいら立ちがある。シュートが好調かどうかは関係ない。とにかく勝ちたいんだ。今はそれだけだ」。
原文:Spurs aim to regroup after rough 'Rodeo Road Trip' by NBA.com
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