ヒートのバム・アデバヨがスキルズチャレンジを制す

西尾瑞穂 Mizuho Nishio

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2月15日(日本時間16日)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行なわれたNBAオールスター2020のState Farmオールスター・サタデーナイト『2020 Taco Bell スキルズチャレンジ』は、 マイアミ・ヒートのバム・アデバヨが、チャンピオンシップラウンドでインディアナ・ペイサーズのドマンタス・サボニスを破って優勝した。

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スキルズチャレンジとは、『ドリブル』、『パス』、『俊敏性』、『3ポイントシュート』といった様々なスキルを試す競技だ。2016年から2018年まではセンターとガード選手の対決という形式を取っていたが、昨年からは抽選によって決められた1対1のトーナメントを勝ち上がる方式に戻った。

トーナメント1回戦の組み合わせは以下の通り。

スペンサー・ディンウィディー(ブルックリン・ネッツ)対バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)

パトリック・べバリー(ロサンゼルス・クリッパーズ)対パスカル・シアカム(トロント・ラプターズ)

シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー/負傷欠場のデリック・ローズに代わって出場)対クリス・ミドルトン(ミルウォーキー・バックス)

ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)対ドマンタス・サボニス(インディアナ・ペイサーズ)

今回は、ディフェンディング・チャンピオンのテイタム、2018年優勝のディンウィディー、2015年優勝のべバリーが出場することで注目されたが、トーナメント1回戦はアデバヨ、シアカム、ミドルトン、サボニスが勝利し、優勝経験者の3人が揃って姿を消す波乱の幕開けとなった。

準決勝の1試合目で対戦したアデバヨとシアカムは最後までほぼ互角だったが、最後の3Pを2投目で決めたアデバヨが僅差で勝ち抜いた。

準決勝の2試合目は、ミドルトンが途中でドリブルをファンブルする一幕もあったが、最後の3Pでサボニスと並ぶことに成功。両者は空中でボールをぶつけ合う互角の戦いを繰り広げたが、サボニスが先にシュートを成功させて決勝進出を果たした。

共に初出場のアデバヨとサボニスの対決となったチャンピオンシップラウンドは、序盤で僅かにリードを奪ったアデバヨが一足先に3Pに到達したが、サボニスもすぐに追いついて3Pシュート対決に突入。互いに惜しいシュートが続いたが、先にアデバヨがシュートを決めて2020年のチャンピオンに輝いた。


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西尾瑞穂 Mizuho Nishio

西尾瑞穂 Mizuho Nishio Photo

illustrator / NBA journalist / translator / manga producer / Utah Jazz season ticket holder / NBA選手のロペス兄弟が手がけるバスケ漫画『トランジションゲーム』のプロデューサーもやってます。