76ersがジャリル・オカフォーの4年目オプションを放棄、今シーズン中にトレードの可能性も

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ジャリル・オカフォーはもう「プロセス」の一部ではなくなった。

10月31日(日本時間11月1日)、フィラデルフィア・76ersはベン・シモンズ、ダリオ・シャリッチ、ティモテイ・ルワウ・キャバロ、ジャスティン・アンダーソンの契約オプションを行使したと発表した。だが、そこにオカフォーの名前はなかった。フィラデルフィアはオカフォーのルーキー契約4年目のオプションを行使しないことにしたのだ。

2015年NBAドラフトでカール・アンソニー・タウンズとディアンジェロ・ラッセルに次いで全体3位で指名された元デューク大学のスター選手であることを考えると、これは驚くべきことだろう(クリスタプス・ポルジンギスの前に指名されたという事実は76ersファンにとって残念かもしれないが)。

オカフォーが来年の夏にフリーエージェントとしてチームを去ることで、76ersは630万ドルほどキャップスペースを空けることができ、その余裕をマックス契約分に近づけることができる。しかしロバート・コビントンとの延長契約の可能性も残っており、最終的な数字はまだ未定だ。『PhillyVoice』のカイル・ニューベック記者によると、金銭的な柔軟性を保持することは76ersにとって「優先順位が高い」こともあり、オカフォーのオプションを拒否したのは将来的に大きな動きがある前兆かもしれない。

当面、オカフォーはブレット・ブラウンHCのローテーションに漏れた状態でロスターに残ることとなる。フロントコート選手ではシモンズ、シャリッチ、ジョエル・エンビード、アミア・ジョンソン、リショーン・ホームズ(怪我がなければ)がすでにオカフォーよりも優先されている。オカフォーは今シーズン7試合中6試合で出場時間を得ることができていない。唯一出場したのは10月21日のトロント・ラプターズ戦で、22分間のプレイで10得点している。

そんな状況ながらも、76ersはトレード先を探し続けることだろう。オカフォーはまだ21歳で、ルーキーシーズンに平均17.5得点、7.0リバウンドを記録したのはほんの2シーズン前のことだ。タウンズ、エンビード、ポルジンギスのようなスターのポテンシャルはないかもしれないが、ポストからの得点力でアル・ジェファーソンのようにベンチからの起爆剤としてまだ活躍できるはずだ。

「フィラデルフィアは今日ジャリル・オカフォーのオプションを破棄するまでもトレード先を探していた。まだ今シーズン中に動く可能性はある」。

『ニューヨーク・タイムズ』のマーク・スタイン記者によると、76ersとオカフォーはバイアウトの調整に入る可能性もあるようだ。

「ソースによると、7月には制限なしフリーエージェントになることから、オカフォーはバイアウト合意に向けて交渉する可能性がある」。

「リーグ関係者によると、昨シーズンからトレード先を探していた76ersにとって、何度か実現可能なトレード先があったはずだとオカフォーは確信している様子だ」。

開幕前にオカフォーは『SB Nation』のジョーダン・ブレナー記者に対して、「自分はまだ本当にこのプロセスの一部なのか? このチームの文化の一部なのか?」と76ersの未来図に自分が含まれているのか疑問を投げかけていた。

どうやらオカフォーにとってその疑問は晴れたようだ。

原文:Sixers decline Jahlil Okafor's fourth-year option, could still trade him before end of season by Sporting News


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